FAO が口蹄疫の脅威増加を警告する
日本、韓国が発生に苦しむ
2010年4月28日、ローマーFAO は28日、日本及び韓国での最近の口蹄疫発生を受け、国際的監
視強化を呼びかけた。
フアン・ルブロスFAO 主席獣医官は、「我々は厳重なバイオセキュリティー対策が実施されているこれ
らの2カ国で惨事に至ったということを心配している。最近の大規模な感染は、その感染源が極東であ
る可能性が高いことを示している。」、と述べた。
「日本や韓国のように、公式に口蹄疫がないとされてきた諸国における発生は、過去9年間、極めて稀
であり、4ヶ月に3件の発生は非常に懸念すべき事態である」、と彼は指摘した。
「我々はまた、日本と韓国から 南アフリカ、英国及び欧州に広がった2001年の口蹄疫蔓延の惨事が
繰り返される可能性があるのではないかと考える必要がある」、とルブロスは付け加えた。
【FAO公式HP】
【該当PDF】



4月28日と言えば、政府が消毒液を購入した日。
ましてや、このFAOによる文書はプレリリースなので知っている報道機関や政府関係者もいたはず。
「知らなかった」では済まされないでしょう。
専門の口蹄疫対策チームを持つFAOの警告を無視し、派遣を断ったとあれば大変な事態です。
まるで広がるのを楽しみに見ているようなもの。

ましてや、政府(赤松大臣)は

「4月に対策チームを立ち上げてから外遊に行った。万全の体制で行った」

と言っているが、政務三役。特に大臣がいなければ、「政治主導の名の下に」動けなかった事態を考慮すると、

「事実上動いていなかった」

と判断するのが妥当です。
言うなれば、

「参考書を買っただけで勉強したつもりでいる受験生」

と同じ。

「子供手当を付与したから少子化対策を行ったつもり」

と同じ。

10~20km圏内の感染していないとされる肉を流通させようとした事も重要な失態です。
※これについこちらこちらをご覧下さい。

政府として行うべき事。
そして、行うべきであった事。
もう一度見直してみてはいかがか?