「県外、守れなかった」首相が沖縄知事との会談でおわび(6/6ページ)
「以上、ご説明申し上げましたけれども、日本政府の対応、方針にたいして、まだまだ足りないところもあろうかと思っております。また政府のこれまでの対応によって、県民の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまっていますことも、私自身、痛いほどよく分かっておるつもりでございます。批判、ご批判をちょうだいしておりますことから、逃げるつもりもございません。同時に、ただ、今回の政府の方針の中には、これまで実現はおろか、米国と本当に交渉をしてきたんだろうかと、まったく交渉さえしてこなかったのではないかという点も含めまして、沖縄の負担軽減と危険性の除去を前進させる要素が含まれていることもお認めいただければたいへんにありがたいとは思っております。ただ、いずれに致しましても、これからも知事とは、特に沖縄の県民の皆様を代表しておられる知事とは緊密に協議を続けさせて頂きたいと思っておりますし、また、県民の皆様方とも真摯に向かい合いながら、ご理解をいただけるように努力をすることを約束を申し上げるところでございます」
「たいへん、長くなりましたが、私の方から読み上げさせてもいただきましたけれども、正確に現在の状況をお伝え申し上げたところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます」
1995/09 沖縄県民「もう我慢ならん、普天間飛行場どっかいけ」
1996/12 米国「いいけど、東海岸沖に代わりの施設作って」
1998/02 市長「いいよ」(建設賛成派の岸本氏が名護市長に当選)
1998/11 知事「いいよ、辺野古でいい? >市長」(軍民共用空港案を公約とした稲嶺氏が当選)
1999/12 市長「うん」
(以降具体的な建設計画が進む)
2004/04 環境アセス開始
2005/10 日米「基地はシュワブ沿岸部L字型案でいこう」
2006/01 新市長「L字型案はムリ、もっと沖合行け。恐いわ」(名護市長に島袋氏が当選)
2006/04 政府「周辺地域飛ばないV字滑走路ならいい? >沖縄、米」
2006/04 市長「まぁ…」
2006/05 米国「いいよ」
2006/11 新知事「まぁ…」(普天間については前知事と同じスタンスの仲井眞氏が当選)
(以降環境アセス&建設計画の進行)
2008/09 知事「ベストではないけど、移設受け入れる(公式表明)」
■■■↑ここまで自民政権■政権交代■ここから民主政権↓■■■
2009/08 鳩山「基本的には県外、できれば国外」
2009/11 オバマ「現行案以外選択肢ないよ。早くして」 鳩山「トラストミー」
2009/11 市長「代替案があるんなら歓迎だけど、ないんなら辺野古でもいいよ(公式表明)」
2009/12 鳩山「"辺野古はダメ"じゃあ、普天間に固定される…先延ばしはしない」
2010/01 新市長「辺野古はダメ。絶対県外」(民主推薦の稲嶺進氏が名護市長に当選)
2010/01 米国「現行案が最善」 ~~~~~~~~~
2010/02 沖議会「県内反対(全会一致)」
2010/03 鳩山「県外諦めてない。3月中にまとめる。約束する」 岡田「ゼロベースで検討中」
2010/03 鳩山「3月中とか法的に決まってない。現行案以上の腹案ある。命懸ける」
2010/04 岡田「腹案? 聞いてない。徳之島との分割案伝えた。ボールは米にある」
2010/04 徳之島「なにそれ聞いてない。反対」 米国「地元合意が協議の前提。ボールはおまえらだろ」
2010/05 鳩山「やっぱり辺野古」 市長「実現可能性はゼロ」 知事「今更無理」