日常を舞台にしているが、

少し非現実的なストーリー。


時間を秒単位で体内で計測できる女、

強盗中に、饒舌に演説を始める男

人の嘘を察知できる男。


日常に添えたスリルが味わえ、面白い。


物語のあちらこちらにちりばめられたエッセンスが、

相乗効果で、ストーリーをより豊かに進めている。

まさかの展開。


かなり濃い登場人物がそろっているが、

個性的で面白い。


彼らの発言、行動の点が

あとからぐんぐん繋がってきて線になり、

そして最後に全てが繋がり面になり、

衝撃を受けて、しばらく心臓がバクバクしていた。


過去と現在がどう繋がっているのか察知させない、

先の見えない謎めいた描き方は著者の技術に圧巻。


ストーリーを引っ張っている、

動物虐待に関しては、

インパクトが強く、後を引いてあまりいい気分ではないが、

全体の構成は完成度が高い。



今目の前にある事実を分析して、

何を伝えようとしているのかを見極める力と、


その声を聞いて、

すぐに行動に移せる(チャンスを逃さない)ことの重要性


全体の現状・今後の展望を事実に基づき想像し、

目先の利益をあきらめる勇気


両親を失った貧しい少年が、

お金もちの地主になる中で得た教訓を伝えるストーリー。


自分の子どもにすべきことは、

お金や物を与えることではなく、

考える力を与えること。