見積作成業務において、公共工事と民間工事では、見積の手順が異なります。公共工事では、従来の予定価格を積算システムにより計算し、その100%の予定価格に対してどう対応していくか決定しています。
 また、民間工事では、以前から厳しい競争があったため、かなりの厳しい単価競争を行っています。しかし、単価設定において過去の実績単価ではなく、見積担当者の経験値が使用されています。

 これからの積算価格に求められるものは、過去に幾らで施工したのかという実績の積み重ねを基に最低受注価格をはじき出すことです。
 この最低価格が分かることにより、営業は、利益度外視で競争するのか、利益を求めていくのか、応札金額の設定に幅を持たせることが出来るようになります。

 ここで重要なことは、公共、民間工事ともに言えることは、過去の実績単価の活用が殆ど為されていないことです。
 実績単価を使用しているという場合でも話をよく聴くと、経験値であることが多いです。
その経験値も実績単価に基づきメンテナンスをされていれば良いのですが、殆ど、手つかずの状態ではないでしょうか。
 見積担当者は、最新の実績単価を基に、各々の工事特性を鑑み、実績単価を修正し、使用するということが望まれます。

 また、機動性が求められる見積担当者に、不明瞭な単価については質問することは当然ですが、最新の工事実績単価に、工事部の承諾なしにアクセスできるようになっていることが重要です。

 以上、見積作成において、根拠のある最低受注価格を如何に早く求めることが出来るかが鍵になるでしょう。

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