*nico*

自己哲学。

人間が生きられるのは
「今」しかない。
過去のことを悔やんでも
過去は過ぎ去ってしまって、もうない。戻れない。
未来に希望を抱いても
未来は未だ来ないから、まだない。
これから望んでいる状況が
本当にくるかどうかは何の保証もない。

逆に未来に対して不安を抱いても、
本当に不安がっている事が起こる
という保証も何処にもない。

だから今を見つめて
今を、生きましょう。
今この瞬間の自分に幸せを感じましょう。
って事ですね

現実逃避ばかりして
自分自身と向き合ってこなかったな
と、思っているのですが

声優として考えたときに…

お客さんが見たいのは
役者の生き様だ

現実逃避ばかりして
自分を見失っていては
どんな役だってできやしない。

という所に落ち着きました。
よく先生が
「役者って、役者になるための勉強(基礎練習・人間観察・その他諸々)
をよくするけど
それだけじゃ駄目だよね。
役者は常にリア充(経験を積む)じゃなきゃ」
っておっしゃるんですが
コレ本当ですよね…
生き様を、芝居にのせてお客さんに見せるのに
自分に嘘ついてたり
見失ってたり、
はたまた役者になるための勉強と題して脆い鎧作りに徹底していたら

上っ面で薄っぺらい演技しかできないじゃないか

色んな場面に遭遇して
そこでどんな行動をとって
どんな事を考えたのか

自分にとって
良い、善い、好い事は何か

お客さんが見たいのはこういう生き様であって
私たち役者の暗い部分や
タテマエで作られた
つまらない鎧ではないはず。

役者は正直だしお客さんは敏感だから
そういう薄っぺらくて脆いものは
すぐバレてしまいますしね。

だから私が役者として成長していくためには
自分なりの正義。
良い、善い、好い事
を見つけて
自己哲学を確立しなければいけないな
と実感しました。

そのためにはやはり
ありのままの自分と向き合わなければ！
その唯一の方法が
今この瞬間を生きている自分を
自覚し、その瞬間を楽しむ事にあると思います