家族ぐるみの付き合い、というと、どんなイメージや感情を持つのが一般的なのでしょう?

 

これは元々の性格や、これまで育ってきた環境因子などで大きく左右されるものだと思うので、いちいち考えたところで正解はその人の数だけあるものだと思うのですが、

 

離婚している今、私自身は家族ぐるみの付き合いというものに元夫が絡んできた場合に恐怖を感じています。

 

 

 

 

 

 

 

コロナ感染症がまだ2類感染症だった頃、それまで当たり前だった学校行事の親の参加人数に制限が設けられるなど、これまでとは違う状況になったことは世間的に不便な面もありましたが、実は私はこの制限に助けられていました。

 

”同居家族1名のみ参加可能”といった文言があることで、色んな学校や保育園行事に元夫が参加できなかったからです。

 

 

 

 

 

婚姻時代、元夫の育児は他人事・人任せでしたが、子供の行事ごとは参加したい人で、ほぼ参加していました。

 

しかも、夫婦揃って参加することに拘っているようでした。

 

拘っていたかどうかは私の主観でしかないので実際のところは不明ですが、

保育園の参観で毎回のように二人そろって仕事を休む必要はないように感じ、元夫に一人で行ってほしい事をお願いしたことがありましたが、”何故二人で行かないのか?”とちょっと押し問答したことがあります。

そんなエピソードを思い出すと、”夫婦揃って”に拘りがあった気もします。

 

(子供からすれば、父母両方が来てくれることは嬉しかったでしょうから、それで良かったんだとは思いますが。)

 

離婚する時、元夫は離婚後も子供たちの学校行事などに参加することを望んでいました。

 

私個人は元夫と顔を会わせたくないがため拒否したいところでしたが、”子供と父親の関係”ということを考慮すると、それを拒否する権利は私にはなく、学校行事への参加については何も制限や約束事は決めずに離婚しました。

 

 

 

 

 

そんな背景があり、コロナ禍における親の参加人数の条件に、私は本当に助けられてきました。

 

元夫と顔を会わせなくていい、という安心感は、私をストレスから守ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

昨年、コロナ感染症が5類へ移行して以降、多くの行事ごとがコロナ前に戻っていきました。

 

親の参加人数の制限も外れ、元夫もほぼ全ての行事ごとに来るようになりました。

 

元夫と顔を会わせる機会があるというだけで、私はものすごいストレスを感じるようになりました。

 

元夫は離婚後も”(元)夫婦揃って”ということに拘っているのか、私と一緒にいようとし、その度に私は嫌がり、場所を離れ、時には”一緒にいたくない”と伝え、別行動を取るようにしていますが、時にはそれが難しい事もあります。

 

私が顔なじみのご家族と話している時に元夫が合流してしまった場合には元夫の事を露骨に嫌がることができず、なんとなく一緒にいる、なんてこともありました。

(こんな時は、後からこっそり離婚していることを伝えたりしています。)

 

そうやって行事ごとに参加していると、私を通じて、子供を通じて、元夫は何人かの保護者と顔見知りにもなっていきました。

 

伝え漏れてくる顔なじみの保護者と元夫の会話から推測すると、どうも元夫は、私や子供たちとは今でも”同じ戸籍に入った家族”のように振る舞っているようです。

 

元夫の人間関係の事なので私がとやかく首を突っ込むことではないのですが、そういう振る舞いができる元夫が私には理解できず、私は子供を通しての保護者の繋がりを持つことに怖くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

今春、次男が小学校に入学し、同じ保育園から同じ小学校に入学したご家族から、一緒にお祝いを兼ねたパーティをしよう、とお誘いを受けました。

 

子供同士が仲が良い、ということがあって、誘って下さったようです。

 

数家族が集まって、楽しく食べて、飲んで、お喋りを楽しんできました。

 

 

 

 

 

 

しかし、そこに行きつくまでがひと悶着でした。

 

パーティーは入学式後に集まることになっていました。

 

入学式には元夫も来ました。

 

こういったパーティには元夫も参加したいと言い出すことは目に見えていたので、いかに元夫に知られずにいられるか、知られたらどうやって撒こうか、そんなことを考えながらの入学式当日でした。

 

 

 

 

元夫は入学式でも私の隣に座ろうとし(速攻で逃げた)、入学式後も、私の後ろをうろちょろとしていました。

 

「もう(式は)終わったから帰ったら?」と私が促しても、なかなか帰ろうとしません。

 

その内、子供経由でこういったパーティがあることを元夫が知りました。

 

元夫は、当然のように自分も参加できると思ったようです。

 

 

 

 

 

 

元夫「どこであるん?」

 

私「同じ保育園だったお友達の家」

 

元夫「会費はいくら?」

 

私「会費、とか言う話じゃないねん。お誘い受けたからお金は発生していない」

 

元夫「僕も行ってええねんやろ?」

 

私「遠慮してほしい」

 

元夫「何で?」

 

私「あなたは人数に入っていない」

 

元夫「お金払ったらいいやん。いくらくらい?」

 

私「そういう話じゃないねん」

 

元夫「何であかんの?」

 

私「離婚してるし」

 

元夫「?」

 

このやり取りをしながら、元夫は私の家にまで付いてきました。

 

しばらくは家の前で粘った元夫ですが、再度帰ってほしい旨を伝えると、何とか帰っていきました。

 

 

 

 

 

 

元夫の立場になって考えてみると、離婚してようが、子供の親として参加することに何か問題があるのか?ということになるのでしょうが、今の私には元夫と共に時間を過ごすなどとてもできず、今回は私の個人的感情で帰ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

元夫に来てほしくない理由はもう一つあります。

 

というより、こっちの理由の方がメインかもしれません。

 

 

 

 

 

 

元夫はASDの特性があり、物事を被害的に捉えてしまう傾向にあります。

 

それは相手が大人だろうが、子供だろうが、容赦なしです。

 

私が恐れていること。

 

悪気ない子供の無邪気な振る舞いが元夫にとって不快なものだった場合、子供だろうが、それは元夫の中で”不快な事をする奴”認定されてしまいます。

 

内容によっては、元夫は容赦なく批判してしまうかもしれない。

 

それが次男の友達だったら…。

 

その批判の仕方は、子供に向くのか、その親に向くのか、それはわかりませんが、批判する時は容赦ない元夫。

 

それが原因で、次男の人間関係に影響が出てほしくない。という思いが私の中にあります。

 

 

 

 

 

 

以前、長男が学校で友達とトラブルになった時、その子が学童にいることを知った元夫は、学童にまでやってきて、その子がどの子かを学童の先生に聞いたことがありました。

 

その時はその子はお休みで元夫に顔を知られませんでしたが、そこまでやってしまう元夫が怖く感じました。

 

元夫はその子の顔を知って、どうするつもりだったのだろう?

 

悪い方に考えたくはないけれど、長男の人間関係に影響が出ない事を願うばかりでした。

 

 

 

 

 

 

そんなこともあって、今は元夫が絡んだ家族ぐるみの付き合いが怖いのです。

 

元夫の人間関係も、子供たちの人間関係も、そこに私が入り込むことではないですが、少なくとも子供の人間関係に親が絡んで悪い方向にいってほしくない。

(例えば、あそこの親は○○だから、仲良くしない方がいいよ、と言われてしまうなど)

 

ただただそれだけの願いなのですが、元夫がやらかすかもしれないことにびくびくするのもおかしい事なのですが、恐怖心が拭えません。

 

 

 

 

 

 

離婚したら夫婦は他人ですが、子供たちの親であることを考慮すると他人で終わらせることができず、元夫婦の関係の難しさを感じます。

 

離婚したら親権者じゃない方の親が子供に無関心、というケースはよく聞きますが、そういった無関心な親に比べると、一見子煩悩に見える元夫の言動はいろんな面で行き過ぎているように思います。

 

元夫も無関心な親になってほしかった。

 

私の偽らざる本音です。

 

(無関心であることで多くの悩みがあることも承知の上で、悩む方から批判されるかもしれないことを承知の上で、それでも私はそう思っています。)

 

元夫の言動は、心から子供を愛しているからこその言動なのだろうか?

 

自分の欲求を満たすだけの、突発的な言動に過ぎないのではないのだろうか?

 

相変わらず元夫からは色んな事を考えさせられます。