6月のある日、区役所から住民税のお知らせが自宅に届いた。
ずっと人事をやっていた私は「そんな時期か…」と思いながら開封した。
あれ? 扶養がいない…。明細の中の扶養者が0になっていた。
昨年5月に会社を退職したので確定申告したのだが、今回は期限ぎりぎりに慌てて作成したのだった。
扶養を記入していなかったことに気が付いた。
必要な書類は完璧に添付したので、税務署が全て確認してくれると甘く見ていた…。
直ぐに区役所に電話した。
確定申告時に扶養が漏れてしまったことを話すと、
「書類、確認しますね。」「あ、本当ですね、源泉徴収票には扶養が入っています。」とのこと。
そして、「税務署で修正出来るから修正してください。」
「修正が終わると税務署から区役所にその修正が届くので、区役所でのお手続きはないです。」
昨年離婚したので、「寡婦も同時に修正の中に入れられる」と、丁寧に対応してくださいました。
早速、管轄の税務署に電話を入れた。
アルバイト??新人さん? という感じの男性が出られた。
簡単な質問をする度に「少々お待ちください」と、少々ではなく結構待たされた。
全て確認するように言われているのかもしれないが、毎回待たされた。
度々隣に座っていると思われる先輩か上司に確認しているのだ。
“判る方に代ってください” と言いたかったが、彼の勉強になるなら…と我慢した。
最後に、持参する物を尋ねたら「課税証明書」と言われた。
源泉徴収票を添付してあるのに、なぜ課税証明書が必要なのですか?と問うと、
恒例の「少々お待ちください」。
そしてその答えは「ルールだから」。
管轄の税務署は改装中のため今は臨時の場所にあり、電車とバスを乗り継いで行かなければならず1度で済ませたいので、「課税証明」はもちろん、住民票、戸籍謄本、印鑑、と全てを持参し6月19日、税務署へと出かけた。
1月に開業届を提出しに初めてこの税務署に行ったのだが、受付の場所がわからなかった。
中から出て来られた女性に尋ねると、あっちと顎で教えられた。
そして、記入する書類を受け取るまで長い時間待たされ、
記入が終わったことを伝えると「では、この次の番号でお呼びします。」と待っていたが、
その番号は抜かされた。
電話対応も窓口対応もなんなのさ~??
と、この時から、税務署に対しての不信感が拭えなくなってしまったのです。
確定申告の修正は、出来る女性が担当してくださったので、
扶養控除と寡婦控除を入れて再計算した“所得税及び復興特別所得税の更生の請求書”を
サクッと作成してくださいました。
もちろん、課税証明書の必要もなく。
“更生の請求”となったので、税金が私に戻って来ることになるのです。
そして、この計算から住民税も今期は0円になるのです。
面倒でしたが、自分の記入漏れから起こったことだし、終わったことにホッとしました。
と、ここまではよかったのですが…。
携帯番号に、知らない番号からの着信が…。
6月27日に3回。
6月28日に2回。
7月5日に1回。
知らない番号の電話は、基本出ない。
そして、電話に気が付かなかったことから、長くはコールされていないから大したことではないと放っておいた。
そして、8月の16日、また知らない番号からの電話があった。
過去の6回の電話番号と一緒だったのでその番号を調べると、税務署からの電話だと分かった。
確かに税務署で連絡先の電話番号は記入したけど、書類を作成してくださった出来る女性はこれで終わりだとおっしゃっていたので、電話がかかって来るとは思ってもいなかったのです。
直ぐに折り返すと、
元夫が息子を扶養に確定申告しているので、私の扶養は認めない、寡婦だけ認める。
という内容でした。
(ここで回想シーン)
21年前、出産のために帰省していた私に元夫から手紙が届きました。
『 金銭的なことは最大限にやるので、子供は一人で育ててください 』とだけ書いてありました。
少しだけ驚いたけど、妊娠してからの態度から見ていて、
既に私は、この人を人として信用していなかった。
後悔したのは仕事を辞めていたことだったのです。
帰省前に、私の携帯電話(当時は携帯電話がそんなに普及していなかった)を渡していたのですが、それっきり連絡が取れなくなりました。
出産後、数日経ってから病院の個室に電話があって、開口一番「子供の血液型何型?」。
…馬鹿なの?
子供と東京に戻ると、元夫の荷物と私が懸賞で当てたゴルフクラブが無くなっていて、
机の上に記入済みの離婚届が置いてありました。
一緒にいた私の友達も現場を見て、「呆れて何も言えない」という始末。
それに加えて、お金も入れてくれない。
仕方なく何度か連絡すると、「離婚の話に応じるのなら」と生活出来ない程度のお金をくれるのです。
連絡しないと生活費をもらえないので、取り敢えず“働くために保育園を探そう”と区役所に
相談しました。
「来てお話出来ない?」と言われたので、行きました。
そもそも0歳児を預かってもらうのは難しいから、生活費を確保するために家庭裁判所に調停をと勧められ、その通り調停を起こしました。
調停員は、男性1名、女性1名で月に1度、計6回。半年の調停になりました。
調停員の方から、お子さんは絶対に貴方が育てた方がいい!!と言われました。
そもそも子供を渡すつもりは全くなかったし、きっかけは女性関係であること、そしてその女性が昔、大物の愛人だったこと、クラブのママさんだということも、その時の私には分かっていたのです。
(詳しいお話は、機会があればまた後日…)
そんなこんなで6回目の最後に裁判官が同席して、
“毎月月末までに私の口座に○○円振り込むこと” だけが書面で決定されました。
それから21年、私が息子を育ててきました。
息子が20歳になった月に、送金がパタッとなくなりました。
私は生活費の調停を起こしたはずなのに、都合良く養育費扱いにされたのでしょう。
息子は大学生なので、調停で大学卒業までに延期する方法も知っていましたが、
もう関わりたくないので、そのままにしたのです。
子供が小さい頃、「病院に連れて行きたいので、健康保険の扶養に入れて」と頼んでも無視され続け、学校行事の旅行やらに参加させてあげられなかったことは悲しい思い出です。
その間、一方では女性と旅行三昧。
“頼むから、会社の人達にはばれないように上手くやってよ” と思うくらい会社の人から耳に入ってきたりもしました。
あ、話が逸れてしまいました。
そんなことはどうでもいい…ことないけどどうでもいい。
私が罰を与えなくても、やってきた行動が年を取ってから自分に返って来るだろうと思っているし、興味もない。
そんなこんなで、昨年の5月までは、健康保険も私の扶養にしていたが、
退職したので、息子の健康保険を扶養にしてくれないかと元夫にお願いした。
「離婚に応じるなら保険証を渡す」と言われ、離婚に応じました。
(そう、いつも条件があるのです)
そして少額のお金と息子の保険証を手に入れたのです。
住民票を同居にしないと保険証を発行してもらえないという理由で、息子の住民票も
移しました。(保険組合によっては厳しいのです)
と言っても、息子が父親の顔を見たのは、0歳の時と中学生の時、高校入学したての
3度だけです。
一緒に暮らしたことは1泊もありません。
さて、本題に戻ります。
健康保険の扶養と税扶養は違います。
どちらも扶養している場合もあれば、片方の場合もあります。
そして、確定申告は税扶養を問われます。
同居していないとダメではなく、生活を一にしているかどうかです。
産まれてからずっとですが、
申請した昨年、私は、私の収入で子どもの生活を見てきました。
健康保険の扶養のみ父親です。
今までずっと私の扶養でした。
「元旦那さんの扶養で既に決定しているのでそれは変えられないです。ん~、過去の裁判でも認められてないです。」
と税務署の方がおっしゃいました。
“そうやって、よく知らない人には納得させていたのだろうな” と感じました。
一人が扶養でないのに記入した。
一人が扶養を記入し忘れた。
たまたま2人のミスが重なっただけで、きちんとした税金の計算をしていただきたいだけです。
生活を一にしている証明を、どのようにしたらいいのですか?
と話しました。
「 明日から夏休みに入るので、休み明けに連絡させていただくってことでよろしいですか?」
と言われたので、大丈夫ですと答えました。
たしか1週間と聞いていたが、待てども待てども連絡がない。
1ヵ月が過ぎた時、区民相談の予約をして弁護士の方に相談した。
弁護士の方も呆れていらした。そんな馬鹿な話はないと。
貴方が考えていることの方が正しい。そして、このままなかったことにされそうだから書面で催促してください。
今後は口頭でのやり取りではなく書面で会話するようにとのアドバイスをいただきました。
息子本人も、私と同じ住所で同年確定申告しているので、そのコピー。
医療控除も申請してあり、その内訳には息子の分も記入されていること。
などを盛り込み、担当者の方と税務署署長宛と2部作成して簡易書留で出した。
そして、配達された日から1週間が過ぎても何の連絡もない。
書面でのやり取りでとお願いしているから電話はないだろうが…。
もし、私の修正が、
還付されるのではなく納める金額が残っていたとしたら、同じ対応だっただろうか…。
誰かがTwitterで呟いていらっしゃった。
徴収は否応なしにどこまでも徴収される。利息まで付けられる。
でも還付は申請しないとされない。申請できる期限がある。
そして仕組みを知らない者や、知っていても出来ない者には申請さえも出来ないのだと。
私は、税務署の方は全員プロだと思っていた。
「源泉徴収票に扶養者がありますけど、確定申告書への記入漏れではありませんか?」
こんな連絡を望んでいた。
残念だが、少し疑ってかからないと正しいものを手に入れられないのかもしれない。