"オリジナル曲を作りたい"
その一心で、歌詞を書き連ねていた。

 実はバンドを始める前、更にはお笑い芸人を目指していたフォーストライアングルの頃から
 歌詞を書くことがあった。 
 フォーストライアングルの頃に書いていた歌詞はもちろんお笑いネタ用のコミカルな歌詞だった。

 そしてもっと前から

 それは小学生の頃、趣味で漫画を描くことがあった。
 ヒーロー物の漫画が多かったと思う。
 それは小学生の頃の僕の憧れのヒーローを僕の頭の中で描いた物語だった。

 その物語に寄り添う歌詞を書くことがあった。


 その頃からを含めたら、30個近い歌詞が既にあった。
 
 もちろんバンドを始めてからはバンドに見合った歌詞を書いた。
 ところが、曲の付け方などもちろん知らなかった。

 鼻歌でメロディーを付けたことは何度もあった。
 でもそこからどうしたらいいのか、その先の話はその頃の僕にとって全くの無知だった。


 そんな中、いろんな作曲の知識を集めて一番最初に本格的に作曲をしようとした歌詞が

 "夜が明けるよ"

という歌詞だった。











"夜が明けるよ"


 さよなら太陽 今日も1日ありがとう
 青い空が黒く染まって 夜が来る

 "今夜の風は冷たいな"みたいなことを言って
 星空を見上げる

 湿った空気 公園のライト
 老人とベンチ 海辺にヤドカリ
 もうすぐ もうすぐ 夜が明けるよ

 星が綺麗だ 今日で全てが終わるよ
 白い紙を黒く染めて "僕みたい"って笑う

 夢は夢のまま大切にしたいだなんて
 もう思わないんだ

 軋んだリズム 山彦の合唱
 飛べない虫 涙に歌声
 ほらすぐ ほらすぐ 夜が明けるよ

 湿った空気 公園のライト
 無人のベンチ 海辺に抜け殻
 ほらもう ほらもう 夜が明けたよ

 おはよう太陽 今日からまた始まるね
 黒い紙を白く染めて ''僕みたい"って泣いた