映画『レディ・プレイヤー1 』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/
5月1日は映画レディ・プレイヤー1を見てきました。
注:以下、映画の内容を記載していますので、見ていない方は、ここでお別れです笑。またの機会にお会いしましょう
以下、感想です。
まぁ結論から言って「ゲームばかりしてないで、恋人を作ってキスをしよう」という内容でした。
ホント、アメリカのエンタメは、いわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」が好きですよね。
主人公がゲームばかりしている青年で、ヴァーチャル世界で出会った女の子に恋をするという。
この辺りも、主題の一つである1980年代オマージュと思われます。
で、調べると原作を書いた作者は'72年生まれ。
オタクを自認していて、日本のアニメやゲームに相当詳しいようです。
私も'77年生まれなので、あの'80年代ポップカルチャーの、音楽・テレビ・映画・アニメなど、
全てがイケイケだった時代を体験した世代なので、それをエンタメに落とし込んでみましたっていうノリは嫌いではないです。
その世代の方であれば、全てのカットに自分が見てきた映画やゲームのキャラクターが出てきたり、
というか、オープニングがいきなりヴァン・ヘイレンのジャンプですからねテンションアゲアゲです
なので、終始「あれは〇〇の(映画・ゲーム・アニメ)のやつ!」って思うのではないでしょうか。
ヤフー映画や映画.comのレビューを見ると「80年代生まれではないので・・・」っていうコメントがあったので、
やはりバブル時代のイケイケ感を体験していないとわからないのかな〜と思いますね。
あとはアクション!アクション!アクション!でザ・ポップコーンムービーってところでしょうか。
気兼ねなく2時間楽しめます。IMAX3Dで見たのでたっぷり映像美を楽しめました。遊園地のアトラクションと同じ感覚です。
要は楽しめるか、という事だと思います。
内容が薄いとコメントしている方がいましたが、映画もつまるところ大衆娯楽です。2000円そこそこで2時間暇つぶしできたら上出来じゃないでしょうか。
小難しい脚本を求めるなら、小説を読みましょう。物語から教訓を得たいなら神話や民俗伝承を読みましょう。作家に興味があるなら近代文学作家の全集を読みあさりましょう。映画にそれを求めていいけど、スピルバーグ監督に求めちゃいけないと思います。作風が違いますからね。
あと、レディ・プレイヤー1の現実世界は荒廃しています。人類が社会問題の解決を放棄して皆ヴァーチャルゲームに逃避している設定です。まぁこれもSF小説によくある「ディストピア」です。ユートピア(理想郷)の逆の世界を指す言葉です。映画マトリックスも同じです。主題がヴァーチャル世界なので対比として現実世界は崩壊しているのが定番のプロットですね。
で、最後に現実世界の問題を解決してエンディングとなります。やはり現実を超えることは出来ないという事でしょうか。
にしても、様々なキャラクターの権利関係をよくクリアしたと思いますね。日本かぶれのオタクが書いた小説の映画に誰も貸さないのではないかと思います。
それも「スピルバーグが監督するなら・・・」という信頼で貸したのではないでしょうか。
スピルバーグが日本アニメ好きだみたいなコメントもありましたが、それは原作者であって監督ではないです。ホント映画見る人は映画しか知らないのでしょうか?それともヤフーや映画.comにコメントする人の知識量が低いのでしょうか?謎は深まるばかりです。
ウルトラマン出して欲しい!なんてコメントもありましたが、先月中旬にアメリカの裁判で、ウルトラマンの海外での権利は円谷プロにあると、判決が出たばかりです。ニュースも見ましょう。事実は小説より奇なりです。映画ばかり見ないで、現実世界の見聞も広げましょう。
私も、原作ではラストのvsメカゴジラにはウルトラマンと知って、ちょっと見たかったな、と。スピルバーグ監督も次作が作られるならウルトラマンを出したいとコメントしていました。
うーん、映画の感想というか、コメントの感想となってしまいました。オタクがオタクを説教するという、一番やっちゃいけないことをやってしまいました。苦笑。
でもコメント見ていると最低限知って欲しい事柄も分かってないようなコメントが散文されたので、ついやってしまいました。
また機会があれば、映画の感想を書きたいと思います。