卒業式 | mahina&chameleon

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うちの子になってくれてありがとう

ノロノロ更新

昨年の2月、アダムと共に日本へ帰省したときに父が大きな手術をした。

それを機に、3ヶ月の長期滞在に舞い戻り、そして可愛い甥っ子の文化祭での晴れ姿みたさに1週間の帰省をした。

さすがに今回はアダムを置いてくることはできず、アダムも可愛い甥っ子の卒業式に参加できるように会社に休暇の交渉をしていた。


私はこちらで生活して20年になるため、日本のスタイルがわからなくなってきている。

こちらの卒業式は、日本のようなフォーマルな格好をしてる人はいない。

Tシャツにビーチサンダル、式の中で名前を呼ばれると、周りは掛け声をかけたりホーン鳴らしたり、賑やかこの上ない・・・それがここでは当たり前。

なので自分自身にもいい聞かせながらアダムにも決して名前を呼ばれても手を叩いたり、叫んだらあかん「厳粛やで!」と念を押した。

校長や来賓の挨拶で、起立、礼、着席なんてアダムは初めて。

全てが???の連続だったらしい、何で?何で?って、煩いねん、そういう国やねんから。


私もただ卒業式に参列して終わりって言うのは、何かしっくりこない。

せめて一緒に過ごしたクラスメイトに何かできないかなぁ・・・こちらでは卒業式やイベントではレイをあげる風習がある。得意とするのはリボンや毛糸などを使って編んだり縫ったりするレイ。

ひと月近く仕事も休みがなく、帰国日前日まで仕事は入ってる。そんななか、帰国数日前に友達が天に召されるという悲しい出来事もあり、頻繁に病院へも行っていた。

そんな状態で、クラスメイト全員のレイを作るのはさすがに無理だと断念。

形に残るものは好き嫌いがあるけど、食べてなくなるものならばと、短時間にできるもの=お菓子のレイを思いついた。

しかし、日本で売ってるお菓子では意味がないから、ハワイで作られてるものを中心にして徹夜で作った。


式の最中は

小さい時は熱を出すといつも冷えピタ貼ってたなぁ・・・

小学1年生になって爺ちゃんと一緒にハワイに来てイルカ触ったり、魚に餌付けしたり、鯨を見につれていったり・・・

中学になると初めて一人で1ヶ月の長期滞在にチャレンジ。夏休みの宿題や課題を全て終えさせるために、毎日のノルマ決めて午前中はスパルタになってたなぁ。まぁでも食欲は無茶苦茶旺盛で買い物の度にあちこち食べにつれていった・・・

高校に入り、爺ちゃんが大きな手術したこともあって長期滞在で帰省してたときは、毎日朝起こすの大変やったとかお弁当に何を入れようかと考えたなぁ・・・と全てが懐かしくなった。


私でさえ沢山に思い出があるのに、お留守番できない子がいるために、参列できなかった姉はもっと感極まるものがあると思う。

次は大学、朝起こされなくてもいいように、ちゃんと起きてくださいね。


今回は出発前日に友達のお葬式があり、出発時にはエンジントラブルで家にたどり着けたのは日にちが変わっており、帰国日はUSJの係員の誘導の悪さに、危うく空港バスに乗り遅れそうになった。普段何にもせん子が、私たちの荷物を持ってバスまで運ぶ姿は、感極まるものがあった。

滞在中は特に予定は入れてなかったので一緒に念願の回転すしにも行け大満足!


卒業おめでとう



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