衝撃を受けたこと
お仕事をさせて頂いている式場でこどもの日のイベントとしてさまざまな事情で親御さんと暮らせない子供たちがすごしている施設の子達を招待して楽しんでもらおうという会が開かれました。5月5日当日。幼稚園にから高校生までの子供たちが70名くらい来館されました。これでも施設にいる子供たちの約半数とのこと。正直なところ、私は衝撃を受けていました。今いる市が確かに大きな市なのですがこんなにも親と一緒に暮らせない子供たちがいるのかと。会の前半は子供たちにフォーマルな場での食事も体験してほしいということでフレンチのコースで前菜、スープ、魚料理が出されていました。初めてナイフとフォークを使って食べる子もいるので一緒にテーブルに座っている職員の方から教えてもらいながらナイフとフォークを使ってごはんを食べます。お肉からは気軽に食べれるようにとBBQスタイルでガーデンでデザートと一緒に供されビンゴゲームをしたりガーデンで走り回って楽しそうでした。スープの熱さにびっくりして何度も何度も吹いて冷まそうとする子供を見てあんまり熱々のものが出されないのだろうかとか明るい子もいれば周りの人に不信感いっぱいみたいな感じの子もいたり姉弟で施設にいるけれど二人の仲が悪く施設では決して同じテーブルについてご飯を食べたり話したりしない二人が式場が用意した席が同じテーブルで仕方がないとはいえ同じテーブルでご飯を食べて一緒に写真を撮ってもらって施設の方がすごく喜んでいらしたり。そういう様子を編集しながら映像を見て普段の彼らの生活がどんなのだろうかと思いました。この会は、子供たちにさまざまなことを経験させたい施設側と結婚式を仕事にしている家庭の出発点を祝うことを仕事をしているからこそ家族と一緒に暮らせない子供たちがいるという現実をもう一度家族の在り方を考えないとという会場側の思いが一致して実現されたようでしたが本当に考えさせられた一日でした。会が終わって同じ40代の女性と話をしていて彼女も子供がいないのですが引き取って一緒に暮らしていくっていう事をやっぱり考えていたようでした。でも、それって本当に正しい(?)んかねと。一方でペットを買うような気持ちと一緒にしとるような気もすると言われて、これまたはっとした気持ちになりました。私達が何かできることはないのだろうか。この気持ちに嘘はないし、引き取って一緒に暮らして色んな事を体験させてあげて大人としてこれから育っていく子供たちの幸せを願うと思うけれど…自分に子供がいないから子供と錯覚して将来的に子供が大きくなった時に面倒見てやったのにみたいな事を言いかねないんじゃないかとかけれど自分の子供ではないのだという事を自覚してそういう事をしなくちゃいけないんじゃないかな。とか様々に様々に考えさせられました。