小さい頃、何度か
東京の病院に入院していた。

そこは大きな大学病院で、

リアルに「白い巨塔」みたいな世界だった。

「教授による回診」は
ドラマのとおり、大名行列で、

教授、助教授、インターンシ、医学生、看護師さんがぞろぞろきて、
診察は1分もかからないのに、
通り過ぎて行くのには
5分くらいはかかる。


ほんとにそんな世界だった。


もちろん、患者に、
しかも子どものわたしなんかに
笑いかけるようなせんせいなんて
いないなか、

担当医だったOせんせいは

誰に対しても、えらぶることなく
子どものわたしにも
やさしかったのを覚えてて、

今でも時々母との会話に出てきていた。


昨日偶然テレビを見ていたら
まさにそのOせんせいがでてきて

びっくり。



たぶんもう2度と会うことはないと
思っていたので、

思いがけない再会?が
うれしくて、
妙になつかしかった。

あれから10年。

多分O先生も覚えてないと思うけど

今は保育士になりました。

あの頃、わたしは子供で、


手術の前の夜、
お母さんもかえってしまい
ひとりぽつんと取り残された病室に、
いつも必ず少し
顔を出してくれたことを

なんともないことだって思ってたけど、

おとなになったいまは
すごいことだなあ


と、今も時々思い出す。



今日の一枚
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いつぁ見た夕焼け