世界に光が満ち、色に溢れる季節がやってきた




そんなときも あたしはここいにいます。




ふと思い出します。あの人、今はなにやってるのかな





連絡を取り合うのが当たり前で、目を見て話して、笑って、日々過ごしてたのに。




そんな日がずっと続くと思っていたのに。





今はどこで、何をして、誰といるのか知りもしない





お互いの存在を消してしまったかのように。





昔からそんなことを、ひどく繊細に感じ取る子どもでした




「こんな風に感じるのはあたしだけだ。あたしは人と違うんだ」




そんな感覚がずっと付き纏い、大人になった今も





やっぱりあたしはここにいます





世界が変わろうが、過ぎようが、






変わることができないあたしは、電車に乗るたびに、泣きそうになります