新必殺仕事人を知っているだろうか。テレビで流されるこの番組は名前を変えて何種類もある。
内容的には難しくなく、どちらかと言えば単純明快な内容で見るものはある程度の想像ができる。
仕事人がお金をもらって悪い人間を殺めるという内容のものだ。
仕事人の内の1人の女性が「お加代」という。「お加代」は普段「ちゃらい」という言葉が良く似合ういい加減な女で、
とても真面目には見えない。その「お加代」が表の仕事先で、ある浪人と出会う。
浪人は「お加代」を気に入り、「ずっと一緒に」と申し出る。「お加代」も浪人のことを大切に考える。
「お加代」はこの世界から堅気になりたいという本心を仲間に告げる。
しかし、「お加代」が堅気になるということは仕事人を辞めるということになる。
仕事人仲間が「お加代」に足を洗わせないという中で仕事人の1人の女性である「おりく」は「お加代」
の気持ちを考えて仕事人の世界から足を洗わせようとする。
そんなとき浪人は自分の仕事のため重大な事件を起こしてしまう。そして仕事人に仕事が入ってくる。
相手は浪人。「お加代」は自分が浪人をやるという。
船着場において「お加代」は浪人に会う。浪人は少しだけ微笑む。二人が接近したとき
「お加代」は持っていた短刀で浪人を刺した。浪人は「何故」とだけ言って息絶える。
「お加代」は一言も言えずに震えている。そこに仕事人の中村主水が来て言う「こんなもので人が殺せる訳ないだろ殺したのは俺だ」と言って短刀を取ろうとする。中村主水の優しさが少しだけ見える。確かに浪人が息絶える直前に中村は背後から刀で刺した。しかし致命症を与え殺したのは「お加代」だ。中村は「お加代」から短刀を取り上げようとするが体が震え手から短刀がなかなか離れない。
いつも内容が想像できる番組であり決められた型の内容になる中で、常に「ちゃらい」
「お加代」が見せる深刻な場面。いつもとは全く違う女性を演じる「お加代」こと「鮎川いずみ」
を見ることができる貴重な作品だった。