グッドナイト・マミー(2014) | Z級映画のツボ

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監督:ベロニカ・フランツ、セベリン・フィアラ
出演:スザンネ・ベスト、エリアス・シュワルツ、ルーカス・シュワルツ

 

主人公は、森とトウモロコシ畑に囲まれた田舎の一軒家で、ママの帰りを待つ双子のエリアスとルーカス。

離婚後、事故にあった母親は整形手術を受けており、顔を包帯でぐるぐる巻きの状態に・・・包帯姿のママが怖すぎる!

 

性格まで別人のように冷たくなったママを見て、兄弟は本当に自分たちの母親なのか疑いを抱くようになります。

「家に友達を呼んじゃダメよ」

「日の光は身体に悪いから、ブラインドは開けないで」

しだいに、「僕たちのママじゃない・・・」と、おびえる双子の子ども達。

 

ママに内緒で猫を飼い始めるも、その猫が死んで「ママの仕業だ・・・」と反発が高まります。

「おまえは、ママじゃない!」

「私が、本物のママよ!」

「本当のママはどこにいる!?」

ママはエリアスを連れて部屋にこもり、「あなたがママと10回言うまで出さない」と言います。

「ビデオのママの目は茶色だった」

「あれは、カラーコンタクトよ」

エリアスが「顔のホクロは本物か?」と聞き、チェックするとつけぼくろでした。

ママは、「悪性だと言われたので病院で取ってもらった」と言いわけします。

だからと言って、つけぼくろはヘンだと思いました。ニセモノと思われてもいたしかたありません。


オーストリアの映画ですけど、とにかく映像がクールでインテリアがオシャレ。

家の中の冷え冷えとした空気が一貫して感じられて、見る者に迫ってきます!

最初は、狂気の母親ものかと思いましたけど、(いい意味で)予想を裏切ってくれます。

母親の立場で考えたら、整形でキレイになったら家族に別人扱い・・・っていうのはどうなのと、少し笑ってしまいました。

いやはや・・・双子は怖いわ!とくに後半、グロ注意です!