題名のない音楽会に前回行って、とても良かったのでまた行きました。
【2014.5.1収録@横浜みなとみらい大ホール】
大ホールは一階が1,044席ありますが、満席。
無料とはいえこれだけ人が集められるのは凄い事です。クラシック音楽は世界中で衰退していますがお客さんは掘り起こせばたくさんいる。
それを考えるのは私の仕事ではないので掘り下げませんが、今回の内容も良かった。
今回初めて気がつきましたが、番組収録のためのコンサートは一日に二本あって、それぞれが一時間のコンサートなんです。それを1本30分の番組(毎週日曜日朝9:00~9:30)に編集するのだから中身は半分以下になってしまう。
これは絶対収録の方を観ないといけません。
ラフマニノフP協奏曲第2番は、三楽章のドーンという大太鼓(今回はティンパニーでしたが。というより正規はティンパニーか)がきっちりタイミング合った演奏はなかなか少ないという話をこのブログで書いた事がありますが、今回はぴったり合っていた。指揮者(佐渡裕さん)の顔が見える席に座ったのですが、あの指揮でタイミングを外す人はいないだろう、という指揮振りが見事。しかも、あのドーンから曲調が変わってロマンチックでリリックな所謂「うたう」曲調になるのですが、佐渡さんの指揮は叙情たっぷりにオーケストラをうたわせて、しびれました。これぞロシア音楽!
佐渡さんて、見かけが大柄で不器用な人に見えていましたが、意外にも繊細な音楽をする人なんだという発見をしました。【失礼な発言をお許し下さい】ま、私も大柄では負けませんが(^^; 186cm 88Kg。
放送は30分しかないので、全曲が放送される事は無いと思いますが、とても良い演奏会でした。
ただ、ピアニストが21歳のロシア人(ドミトリー・メイボローダ君)でしたが、ロシア語の通訳をつけてあげなかったのは予算をケチったのか、可哀想でしたね。【英語の通訳がついたけど、あなた21歳の若さで外国のステージに立って、母語でない英語で喋れる日本人がいますかと考えればわかるはず。ガイジン=英語と思ってませんか?】
放送日は2014年10月12日だそうです。うーん、先だ・・・



