つまらなかった。
コンサートで寝たのは初めてです。
トム・ストッパード、アンドレ・プレヴィンが作ったと言っても、実は1970年代のソ連が舞台で1980年代から池辺先生が何度も日本で上演したかったけれど企画は数度挫折。ようやく今回実現した、ということで池辺先生は「決して過去の遺物とは言えないこの戯曲をいま上演することに、非常に重い意味があると信じています」とプログラムに書いていますが、旬を過ぎた作品、特に政治的な内容を持ったものは時代の空気が変わっている現代ではその内容を感得することは難しい。
と思いました。
あとは、台詞が日本語なのですが、これはサントリー大ホールの残響が大きい所為があると聞きましたが、とても聞き取りにくい。何を言っているのか、かなりの部分で分かりませんでした。
一緒に行った
も退屈したようでした。(寝てたかどうかは見てません)池辺先生の思い入れが、予算と機会を得て実現した、そこにしか意味が無いように思いました。アフタートークも聞かずに退場するお客さんがゾロゾロいました。イタリアンを食べて帰りました。日本初演ですが、二度と上演される事は無いと思いました。
9月10日(火)19:00 大ホール
<演劇とオーケストラが出会うとき>
◇演目
『良い子にご褒美』―俳優とオーケストラのための作品(1976)日本初演
作:トム・ストッパード、音楽:アンドレ・プレヴィン
上演時間:約1時間(休憩なし)日本語上演
台本翻訳・演出=村田元史、制作=演劇企画JOKO
◇出演
指揮=飯森範親
俳優※2: アレクサンドル=鳥畑洋人、イワーノフ=牛山茂、サーシャ=堀川恭司、医者=北川勝博、教師=服部幸子、大佐=三輪学
※2 堀川恭司のみ劇団ひまわり、その他は劇団昴所属
管弦楽=東京交響楽団
