スバル「失礼しまーす」(入室)
なつき「次はスバルねー。はい、座って。どうー?最近なにか問題とかある?」
スバル「いやーなんもないっすよ!みんな仲良くやってるしー・・あ、勉強はちょっと苦手っすけどね」(笑う)
なつき「あんたの場合ちょっとってほどじゃないけどね〜。よし、勉強はおいおい頑張ってもらうとして、仲良くやっているようでなりよりだ!問題なし!」
スバル「問題なしって、これ一応懇談でしょ〜。相変わらず適当なんだから」
なつき「お、じゃあ勉強の話でもする???」
スバル「失礼しましたーー!!!」(退室)


なつき「まったくあいつは・・。これで一応みんな終わったかなー」


ひかる・あかね(ドアをノックして入室)「失礼します」
なつき「ん?ひかるとあかりじゃない。どうした?」
ひかる「ちょっと相談があるんですけど・・」
なつき「どうした?言ってみて?」
(少し間をおく、あかねが促すような仕草)
ひかる「実は・・・僕、女なんです」
なつき(きょとんとする仕草)
なつき「またまた、冗談かぁ?ひかるが女だなんてそんなわけ
あかり(割って入る)「本当です。ひかるは真面目な話をしているんです。ちゃんと聞いてあげてください。」(ここはまだ落ち着いたトーンで)
ひかる「先生、本当なんです」
なつき(唖然とした後考えるような仕草)
---------(この辺りでドアの外あたりにあたる場所でアンナがうろちょろして中の様子を伺い始める→ちょっとしたらはける)---------------
なつき「ひかる、本当に?いやでも名簿だって男になってるのに、どうしてそんな・・・」
ひかる「先生も知っていると思いますが、僕の家は先代から続く武道家の家系で、道場を営んでいます。僕のお父さんは、男の子が産まれるのを望んでいましたが、そこに生まれたのが女の僕でした。そして、どうしても武道を継がせたいお父さんは、僕を可能な限り男として振る舞うよう育ててきたんです。」
あかり「ひかるは、小さい頃から友達だった私にはこのことを打ち明けてくれました。ひかるは男として生活することに徹していましたが、どうしても女の子らしいおしゃれや遊びへの憧れも捨て切れませんでした。そして、高校生のいま、残りの学生生活や、将来のことも考えて打ち明けることにしたんです。」
ひかる「先生、今まで黙っててごめんなさい。だけどこのことはまだ誰にも言ってないんです。お父さんにも。先生、協力してください。」
なつき「うーん・・そんな難しい問題が・・。急に言われてもな・・。まずはお父さんと話してもらったほうが・・いやそれもな・・」
あかり「先生!ひかるは先生を頼りにして勇気を出して打ち明けたんです!もっとしっかりしてください!!」
なつき「あかり・・・ごめんな・・だけどこれは・・」


-----------一回はける-----------


(アンナ走ってくる)
アンナ「ちょっとちょっとスバル!!!ちょっときて!!!」
スバル「なんだよいきなり!騒がしいな!」
アンナ「いいから!!」(ちょっと移動)
スバル「それで、何?」
アンナ「さっきちょっと聞こえちゃったんだけどさ・・・」
スバル「何が」
アンナ「ひかる、女の子かもしんない」
スバル(間をおいて)「・・は?女?ひかるって・・どのひかるさんだ?」
アンナ「バカ!ひかるって言ったら一人しかいないでしょ!!あんたがいっつも仲良くしてるひかる!!男みたいに振る舞ってただけで、女の子かもしれないの!」(勢いはあるけど声はちょっとセーブ)
スバル「何!?ひかるが!女!?!?」(でかい声)
アンナ「アホ!声がでかいって!!それにまだ決まったわけじゃないんだけど、さっきなっちゃんと面談してるのが聞こえてきちゃって・・。詳しくは聞いてないけどそんなような話をしてたの」
スバル「ひかるが・・女・・」
アンナ「もしそうだったら、スバルどうするの?」
スバル「けど本当かはまだわからないんだろ?」
アンナ「そうだけど・・確かめる方法はないし・・」
スバル「聞きに行く」
アンナ「は?」
(スバルダッシュ)
アンナ「ちょ、ちょっと待って!!(追いかける)」


(一回はけて面談構図に)


ひかる「先生、お願いします!」
あかり「先生!」
なつき「うーん・・」


スバル(走ってきてドアを開けて入ってくる)


なつき「スバル!?どうしたの!今大事な話をしてるから出なさい!」
スバル「ひかる!お前・・・・女なのか?」


アンナ(追いつく)


ひかる「どうしてそれを・・」
アンナ「ごめんなさい・・さっき面談してるのをちょっとふざけて聞き耳を立ててみたら聞こえてきちゃって・・スバルに相談したら走って行っちゃって・・」
あかり「スバル、あなたがなにをどう聞いたかは知らないけれど、私達はそんな話は」
ひかる「あかりちゃん、もういいの。」
ひかる「スバル、アンナちゃん、僕、・・ううん、私実は女なんだ」
ひかる「家のこともあるけど、みんなにどう思われるか不安で、ずっと隠してた。でも打ち明けようと決めたの。でもこれを聞いて、どう思うかは、みんなの自由だよ」
スバル「バカ!男とか女とか関係ない!俺たち友達だろ!?それはこれからも変わらねぇよ!」
アンナ「そうだよ!私だって当然これからもひかると仲良くしたいし、もっともっと遊びたい!」
ひかる「二人とも・・ありがとう・・」
あかり「ひかる、よかったね・・」
なつき「ひかる、あかり、ごめんな。クラスのみんなが受け入れられるかとか、考えてたけれど、このクラスだったら杞憂だったみたいだ。今後のこと、しっかり協力するね」
ひかる「ありがとうございます。みんな、これからもよろしくね」


(一回はけて後日)


スバル「いやー女だって聞いたときはびっくりしたけど、親父さんもわかってくれたし、よかったな」
ひかる「うん。不安だったけど、みんなのおかげ。本当にありがとう」
ひかる「あ、もうこんな時間だ。今日はあかりとアンナとショッピングに行くんだ。」
スバル「お、そうか。じゃあまた明日な。」
ひかる「うん!またね!」


ショッピングへ行く。おわり

 

 


<書いていて思ったところ>

・どうしてこのタイミングで打ち明けようと思ったのか
・なつきが頼りなさすぎてひかるが一番に打ち明ける理由があんまりない
・なつきのいい場面があんまりない
・アンナ、あかりもそこまで光るところやセリフが多くない
・後半解決パートあんまりいいセリフ回しが思いつかなくてあっさりしすぎてる
・オチが弱い
・ひかるの男装パートがほとんど存在しないから男装→打ち明け後のギャップがあまり感じられない。
・上2点合わせて、最初にひかる男装パート入れて、ここで会話例えば「よろしくな!」とかを開幕強調して、これを伏線にしてラスト「よろしくね」とかで締めるとオチもつくし見終わった後にすっきり感があっていいかも。
・全体的にだらだらしていて見所になる部分が少ない。ちょっとコメディ調になるけど、スバル先生面談を2言くらいせ終わらせて、ひかる入室即「私女なんです」先生びっくりからの場面転換して一つ事件起こすくらいもできるかも。(懇談に縛られない内容)
・時間的にちょっと短い。通しでやってみたりはできなかったけどこの内容で15分だと時間余りそう。