東武日光線を南栗橋から北に進むと板倉東洋大前という急行・特急停車駅があります。2024年に駅名の由来である東洋大学板倉キャンパスが撤退して大学へのアクセス駅としての機能が失われてしまいました。しかしどんな駅なのか気になるところですので今回行ってきました。

 

板倉東洋大前を含むこの区間は日中は一時間あたり普通が2本、朝夕は3本。2017年に快速・区間快速がなくなってからは地域輸送メインのダイヤになっています。快速の後継である急行もかなり減らされていて臨時便があるとはいえ6050系が快速として飛ばしていたころの面影はもうないといっていいでしょう。

 

板倉東洋大前の印象はとにかく

広。

ホームも駅前も道路も広くて、広い空き地もとても目につきます。

 

駅も広い、道も広い、店もでかい。

駅前のストリートとか整備されていてとてもおしゃれな印象でした。

 

でも閑散としている印象でした。それもそのはず2024年に大学が撤退して以降1日の乗降人員が3000人台から一気に2000人を切るというこの世の終わりみたいなことが起きました。

改めてみると東京の国立思い出す気がしますが残念ながら北関東の一地域が東京郊外になれるはずがなかったのです。

 

改札口には赤紫の東武線のりばの表示が残っていて個人的に懐かしいなと感じました。

ステンドグラスが一番最初に目に入ります。

駅の出口案内には「東洋大学」の文字が亡霊のようにあります。板倉キャンパスは現在、学部はないけどキャンパス自体は一応ある状態です。

 

この辺の名物と言えば埼玉県、群馬県、栃木県の三県境です。板倉東洋大前(群馬県)の一つ手前柳生(埼玉県)が最寄りですがここからもアクセスできるそうです。

駅舎はちょっと変わった作りになっていて屋根のない階段があり2階からの景色が綺麗です。

 

電車の車窓からも見えましたがちょっと離れたところにsuzukiのお店があります。かなり目立っていました。

橋上駅舎の入口の一階にスペースがあるのもあまり見ない変わった造りになっています。ただこのように殺風景でなぜこの造りにしたのかはよくわかりません。

なんでしょう、公共施設、市民センターを思い出します。

特急列車が一日上下一本停車します。現在リバティですが以前はスペーシアでした。

 

悲しいけどこれが現実でしたという感じの駅でした。