こんにちは、ニチ(Nichi)です。
まずは
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みなさんは学歴について、どのように考えていますか?
現在
大学進学率 51.5%(文部科学省 平成27年)
と二人に一人以上の割合で大学進学しているようです。
ではなぜ大学に進学するのでしょうか?
まずは選択肢が広がるという部分があると思います。
大学卒業じゃないとできない(入れない)仕事もあります
また同じ職場でも大卒と高卒とでは初任給が違うところも多いようです
学歴別初任給
大卒 200,400円
高卒158,800円
(出典:厚生労働省 平成26年)
ではなぜ大卒と高卒では初任給から差がつくのでしょうか?
1つ目の理由は人的資本論
つまり大学4年間で学んだ知識を資本として考えて、その分会社に利益をもたらすという考え方
この考え方を初めて使ったのがアダム・スミスという18世紀の経済学者です。
アダム・スミスといえは
『神の見えざる手』や『国豊論』で有名ですね
2つ目の理由はシグナリング
つまり大学卒業したということは、ある一定以上の努力(我慢)や能力があると企業側が考えるわけです。
シグナリングとは
コストのかかる行動をすることで、自分の能力などを相手に伝えること
ちなみに高級車や高級な腕時計などを買うのもシグナリング効果の一種です。
しかし、学歴だけで判断すると違った問題が出てきます。
それは
統計的差別
統計的差別とは
統計データに基づいた合理的判断が結果的に引き起こす差別
つまり大卒だから能力が高いだろうと思っていた人が実際には能力が低かったり、逆に高卒のほうが能力が高かったり。
でも実際にはこういうことはざらにありますよね
一般論的な結論は、普通の会社勤めを考えれば、大学進学(卒業)しておいたほうが無難だと思います。
が
最近はオーバーエデュケーションという問題があるそうです。
つまり過剰教育
その仕事に必要のない知識(学歴)をワザワザ時間とお金をかけて取得しているのではないか?
例えば現在大学進学率が51.5%なので、二人に一人が大学進学していますが、その人達のうち、大学卒業でなければならない仕事に何人がつけるでしょうか?
大学卒業していても、ついた仕事が学歴は関係のない仕事だとしたら。。。
これがオーバーエデュケーションという問題です。
ちなみに生涯賃金だと
一つの企業に勤めた場合の生涯賃金(男性)
大卒 2億7710万円
高卒 2億4610万円
とその差は3100万円。
ただし、勤める企業の規模や経営状態などによっても違ってきます。
大卒で100人未満の企業に勤めた生涯賃金よりも高卒で100人以上の企業に勤めた生涯賃金のほうが高いという調査結果もあります。
そういった事もあるので、私個人としては『大学に行って勉強したいことがある』人は進学すればいいし、『一日も早く働きたい』人は就職を選べばいいと思います。
どちらでもない人は。。。
ご自分で判断するのがいいと思います
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