「アート合コン」が、若者の間で密かなブームだ。
その名の通り、ギャラリーでアートを鑑賞しながら何十人もの
知らない男女が集まって、アートをきっかけに出会いを求める会。
なぜ、いちいちアートを見ながら合コンするんだ!?
恵比寿のギャラリーで行われると聞きつけて、
実態を調べるべく「アート合コン」に参加してきた。
土曜日。スタートの19時より20分早くついたが、
すでにこじんまりしたギャラリーは30人ほどの男女が。
男子は大半がスーツ。たまにアーティスト風の変わった服装の人が混じり、
30歳前後が最も多い。
女子は、少しカジュアルなドレス風に着飾り、20代と思われる若い子が
半数ほど。個人的な印象としては、男女ともに総じて”おとなしめ””ちょっと変わってる”タイプが多いようだ。19時になると、入る入る。60ヘーベーくらいと思われる真っ白い
ギャラリーは、100人ほどに埋め尽くされた。
マイクを持つ主催者からの挨拶が始まる。
「海外ではよくあるが、日本ではこのようにアートを気軽に楽しむ場が少ない。
そして、合コンの機会も少ない。アートをきっかけに出会い、2次会や次のデートに
繰り出してください!」
そのままではなかなか会話が弾まない今の若者を心得ている主催者は、
お酒を促す。そして早速ゲームを開始。その名も「4分割ゲーム」。
4択の問題を出して、A,B,C,D自分の答えの場所に男女が集まる。
そして、自分たちの答えについてのトークが始まる。
果敢にチームを仕切る人、話しかけられて嬉しそうにぼそぼそと答える人、
話の輪に入れずにひとりで立っている人。
トークの中で、参加者の職業を聞いてみると「健康食品の会社」「法律事務所」「web会社」のような一般的な職業から、「アパレル」「文化財保護の団体」「内装ペイント」など、少しアートに関係ある職業も。
「4分割ゲーム」のあと、いくつか催し物が開かれ、21時には終了。
ひとつ気づいたのは、この2時間の間に、あまり連絡先を交換したり、仲良くなっている男女が少ないこと。少なくとも、筆者が見る限りはいなかった。何千円も払って出会いを求めにきているのに。。
現場で合コンを取り仕切る主催者側の
「合コン デザイン パートナーズ」の代表(28歳)にインタビューしてみた。
Q「いまの若者は、普通に合コンできないんでしょうか?」
A「きっかけは少なくなっているようです。女性は比較的積極的なのですが、
男性は、友人に合コンに誘われてもすぐに返事をしない。効率性を求めるんです。相手は誰だとか、どこで飲むだとか。ぼくなんかは2つ返事で参加だったのですが、ワンクッション置くんですね。」
草食男子、肉食女子、というところか。
Q「いまの若者に、合コンについてのアドバイスをお願いします」
A「合コンには統計学の要素が含まれていると思っています。たくさん経験をし、傾向を学び、その対処法を持つ。合コンで学べることは、すべてビジネスにも活かせると思っています。もっと積極的に、そして考えながら合コンを楽しんで欲しいですね。」
確かに、合コンで活躍する人は、仕事が出来る人が多いかも。。。?
今日、カップルは1組でも誕生したのだろうかと考えながら、
ひとりでラーメンをすすって帰った。