【GOLF】S.ピーターセン歴史的大逆転V! 藍は意地のトップ10入り | ゴルフが大好き!! しろくろわんこのゴルフブログ

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 初優勝を狙った宮里美香が失速する中、ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍が意地を見せトップ10に食い込んだ。



 米女子ツアー3週間ぶりの開催となったセーフウェイ・クラシック(オレゴン州、パンプキン・リッジGC)は現地時間21日、最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったナ・エン・チョイ(韓)が最終ホールでボギーを叩き、最終日に7アンダー64の猛チャージを見せたスーザン・ピーターセン(ノルウェー)に通算6アンダーで並ばれプレーオフにもつれ込んだ末、ピーターセンがサドンデス1ホール目でチョイを下し大逆転勝利を飾った。



 2日目を終えて首位のチョイとは9打差。逆転は不可能と思われたが、ピーターセンは不可能を可能に変えて見せた。2アンダー34で折り返した直後の10番パー5、セカンドショットがあわやアルバトロスかと思わせるピン手前10センチにぴたり。楽々イーグルを奪うと、11番、15番、17番でバーディを重ね通算6アンダーでホールアウト。



 ボギーがかさみスコアメイクに苦しむチョイは土壇場の17番でバーディを奪って通算7アンダーとし、何とか踏ん張るが最終18番で痛恨のボギー。こうなると流れは完全にピーターセンの方だった。



 実はこの夏、仲の良い友人がスカイダイビングの事故により29歳の若さで他界する悲しい出来事があった。「幼なじみだったんです。今年の春に結婚したばかりで、しかも生後10日の赤ちゃんを残して逝ってしまった…。彼のためにも今日はロースコアで回ろうと決めていたんです」というピーターセン。シーズン終盤の目標はヤニ・ツェン(台)からロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1の座を奪還することだ。



 一方、前日「67」の好スコアでこの日最終組の1つ前の組で回り念願のツアー初優勝を射程圏内にとらえた美香だったが、思うようにショットをコントロール出来ず、ボギーが先行する苦しいラウンド。9番と11番ではダブルボギーを叩く大乱調で、何とか14番、15番でバーディを奪い返したがこの日だけでスコアを4つ落とし、通算1オーバーで前日より10ランクダウンの13位タイに終わった。



 後輩が苦戦を強いられる中、25位タイからスタートした藍は安定したゴルフでノーボギーの3アンダー68をマーク。通算1アンダーとしてステイシー・ルイス(米)と並ぶ8位タイに食い込んだ。



 もうひとり、予選をカットラインぎりぎりで通過した上田桃子は2バーディ、1ボギーの1アンダー70にスコアをまとめ、通算6オーバーで前日の69位タイから47位タイに順位を上げた。尚、野村敏京は予選カットに1打及ばず決勝ラウンド進出を逃している。



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