今日は長男こうたん5時間だけど、週2日のうちの部活がある日。だけど本人曰く
夏休み前だからないかも・・・と言っていたので、早ければ3時半には帰宅するはずが
帰ってこない・・・きっと部活なんだろうと思っていたら
夕方5時ごろ、中学校の担任からTELがあり

ちょっと他のクラスの子と、トラブルがあって親御さん交えて話をしたいので
急遽ですが学校へお越しいただけませんか・・・との事。

あぁ~加害者なんやなぁと思いつつ、急いで学校へ

話を聞くと、同じ小学校から上がった同級生を2ヶ月あまりにわたって
顔を合わすたびに嫌なことを言い続けていたらしい・・・要はイジメをしていた。354354

「きしょい(気持ち悪い)」なんかはまだ可愛いほう。相手の子に
「死ね・殺す・消えろ」などとも言ったらしい。
廊下で見かけた時には「まだあいつ、廊下歩いとるわ・・」など

もう、人間として最低な暴言を吐いていたらしいむっ

私の持論だけど、私自身が小中といじめられっこだったことから
イジメに合うやつは、それなりの理由があるし本人にも言われるだけの
原因があると思っている。

そこも踏まえて
まず、学校へついて聞き出したことは
そこまで言わないといけない、何かをされたのか?ということ。
何でそんなことを言ったのかということ。

聞いてみたら、たいした原因は無いとの事。
友達に同調して面白がって言っていて、本人には「いじめている」という認識が全く無いこと

一緒に言ったと言う事は、何か「相手に対して気に入らない何かがあるんだろう」と
改めて聞いてみた。

小学校時代から、こうたんが彼のことを嫌っていたのは知っていたし、事情もわかっていたんだけど改めて。
やっぱり答えは理由は同じことだった。(あえてなぜだったのは、書くと長いので書かないが)

だけどこうたん、そんなことを言いつつ、仲良くできていた時期もあったやないか??
ってことで、相手本人と、親御さんを交えて話したときに、相手の親は

「小学校のとき、つかず離れずやったけど、それなりに関係維持できていたはずなのに、小学校から知っている、こうたんがうちの子に、そんなことを言うなんて、なんか解せない。うちの子も言っていたけど、きっとこうたんは誰かに言わされているような、気がするねんて言うし、こうたんから言われる心当たりが見つからないって言ってる。なんで、そう言う事になったのか、何でそういうことを言ったのかをこうたんの口から聞きたい」
と言ってくれた。

元々、小学校のときの出来事から、彼に不信を抱いていたし、こうたんが投げかけることに「逃げ腰」な彼に対して腹を立てていたことを話した。

だけど、むこうは「それだけではないはず」と深く聞き込んでくれて
「本当は、一緒に言ってたH君が怖かったんか?」と言い出した。

こうたん、涙ながらに「うん」と言葉も無く頷いた。

一緒にいじめていたメンバーはウチのを入れて3人。
そのうちのH君は、勉強も運動も良く出来て、小学校の時に良く遊びに来ていてくれたのだけど
先頭に立ってそういうことを言うような子のイメージは、全く無かった。

こうたんは「調子のり」だから、いじめるつもりが無くても、暴言を面白がって言うことが再々あってもおかしくないようなヤツなんだけど、彼に限って・・・・って凄く意外でびっくりだった泣
それに
彼が怖いって・・・なんやねんそれって。

話し出して、話の流れがH君一人が悪いような方向になってきたので
ここで先生が仕切りなおしてくれたんだけど

一体どんな友達の付き合いしてるねんって、思うと同時に
向こうの母が「そんなん、本当の友達や無いやろ」と、私が思うと同時に言ってくれた。
本当にそのとおり。

ここで、こうたんに相手の親子と先生4人の前で
絶対に命に関わる暴言を誰に対しても、生き物すべてに言わない
利用したりされたりするような友は本当の友じゃない、本当の友を見つけろ
と約束させました。

小さいときに、ばーちゃんを亡くして、どれだけ人の死が儚いか知っているはずなのに
悲しいわ!ってこうたんには言いました。

学年主任の先生が
「いじめは、いじめられる方にも原因があるとか言うけど、そんなんはええねん
悪いのは、1人を複数で、たとえお前らにしたら(おふざけ)で言ってたことでも、やられた本人が苦痛に思ったところでいじめなんやぞ!それが一番あかんのや」
それにいじめは、大体「いじめてる気はない、認識が無い」のがほとんど。

いじめられる原因のところで、眼から鱗だった。
「いじめる方だけが悪いと言い続ける人」は多いけど、ここまでちゃんと「いじめる側の何が悪いのか」を言ってくれた人にはじめて出合った気がする。
物凄く納得できた。
最後に「おかあさん、、まだこれからですから、ともに頑張って行きましょう」という一言に
自分が小中学時代いじめに合って、親にも話せず小学校のときは学級で話し会ってくれたりしたけど、結局自分が恥をかくような思いしかしたことが無かったこと。
中学に上がって、自分に寄り添ってくれた先生に出会って、自分の考え方が変わり
いじめられなくなったこと、死のうかとマジで思ったことなどが、全部噴出してしまって
こうたんに対しての感情ではなく、自分自身の今までの学生生活を振り返ったら

みんなの前でお礼言いながら、私は号泣してしまった。

私が見てその子は、かなり心が弱いなぁと思うところもあったけど、
ずいぶん彼なりに我慢していたようで、今回話し合いになったのは
私が聞いても彼の精神状態は、ぎりぎりのところまで来ていたから。
それを、身をもって自分が体感したことでもあったから
ちゃんと話し合えたことをありがたく感じ、コレだけ先生がサポートに着いてくれた事
にうれしく思った。今回のいじめが発覚したのは、親からの訴えだったのだけど、
このことで動いてくれた先生が、4人もいたこと(本当はそれだけで効かない)
どっちにも、ちゃんと話を聞いてくれて、ダメなことはダメと言ってくれるし
私の話も取り入れて、話をしてくれた。
小学校のときは、こんな風に生徒に寄り添ってくれる先生がほとんどいなくて
こうたんはもちろん、私も先生不振になりつつあった。
「この学校はいい学校だな、この中学に入れて良かった」と思えて・・・・。
いろんな想いが混ざって、人目はばからず泣いてしまったんだと思う。

今の私がここにいて、こうたんがいるのは、私が出合った中学時代の担任のおかげ
多分その先生に出会ってなかったら、今の自分は無いとまで思う。
多分この世にいなかったと思う。
そんなことも、こうたんには話しました。
いじめられるのがどれだけ辛いことか、少しは感じてくれてるといいなぁ。

早くに話し合いが出来て、本当に良かった。ううっ...