今日は、長男こうたんの小学校最後の日でした。
被災地や余震が続く地域では、卒業式なんて出来ないところもたくさんあるのに
こうやって、ちゃんと式をしてもらえるのは、本当に幸せなことだなと
いままで当たり前に思ってきた分、意義のある卒業式だったようにも思えました。
必ず誰かの挨拶の前置きに、今回の被災地・被災者の方がたに御見舞い申し上げます
って言うのが、お決まりになっていた。ここで言ったって、被災地には届かないのにさ
って思ったし、開式の言葉の前にも、教頭先生がコレを言うので
一人でも多くの命が助かりますように、お亡くなりになった方々へのご冥福、復興への希望を祈る為に、黙祷でもささげるのかと思っていたら、そう言うのも無かったんで
ご時勢にへつらった挨拶、うわべだけ・・・に思えて、あまり良い気分じゃ無かったな。
黙祷やって欲しかったな・・・。もっとうわべに思うかな。
今日は、3日前まで、GWごろの陽気を思わせるほど、暖かかったのに今日は一転
雪の舞い散る寒い日でした。
こうたんの卒業っていつも、雪が降るんだよねぇ

小さかったときのこととか、色々思い出しつつ
卒業証書授与の時には、一人ひとりスクリーンに小さいころの写真を投影
その横には5.7.5で書かれた、一言・・・・
「ぼくを育ててくれてありがとう」って書いてあったんで、5.7.5じゃなかったんだけど
この「ぼく」って言うのがひらがなだったことに、こうたんらしさが出てる気がして
泣いてしまった

たぶん、周りが似たこと書いてるのに、合わせただけなのかもしれない。
だけど、最近口には出さないけど今回の震災のこととか、色々考えて自分なりの思いも持ってるんだって事に気づかされることがあり、いつもこうたんには、ガミガミ言ってばかりだけど見直した面もあったり・・・。
年齢に出来なきゃならないことが出来ず、足らない部分がたくさんある子だけど
心は良い子に育ったなぁと、自画自賛?!主人が良い子にしてくれた??
絶対泣かないだろうと思っていた卒業式「ぼく」ってこの一言に泣かされるとは。
この「ぼく」の一言で、1年生のころランドセルが帽子乗っけて歩いてるみたいな
子だったのを思い出し、なんだか保育園のころから見ると、歳が逆行したような
かわいらしいイメージになってしまったこうたん。
1年生のころは、こうたんが楽しそうに鼻歌歌いながら帰ってくるのが、待ち遠しかった。
そんな日々を思い出しつつ・・・感慨にふけっていました。
だけど、それにしても今日はすごく寒くて、また着慣れないスーツ。
すごーく疲れた。
被災地はもっと寒い、現状だけではなくって、寒さからも疲れって出るんだと
思い知った今日。疲れたってコレくらいで言ってたらあかんね。

お水取りも終わったんだから、早く暖かくなって欲しいと願うばかりでした。