みなさんの人生に
墓場まで持っていきたいシリーズ
ありますか?

 

 

小学校のとき
髪の毛をショートカットにした明くる日
男子から

「富士山」と言われた

 

詳しくは富士山の噴火のこと

天然パーマだった私の髪の毛は
トップを短く切ると
山の火口をを描くように盛り上がるのだ

 

それを揶揄して
男子は「富士山」と言ってきた

 

噴火したいのは私の方だ

 

阿呆は相手にせず
言わせるだけ、言わせといたけど
未だ記憶にあるということは
傷ついていたんだな

 

 

当時の私は
両親の離婚で、学期途中に転校
新しい学校からいきなり
苗字が変わることになり
(お母さん、それ聞いてないよー‼)

 

 

「新しい自分」
として生きることに必死だった

 

 

だから
「富士山」の感傷を
味わう暇なんてない
必死に新しい自分と
順応しようとしていた

 

 

でも、楽しかったんだよね
必死で本気な人に、魅力を感じるのは
年齢関係はないみたい
両親離婚前後の私は
非常に人気者で
人生のピークだったかもしれない

 

 

 

話しがそれた、

 

 

富士山がきっかけという訳では
ないのだけれど
本当に自分の天パが
いやでいやでたまらなかった

 

美容院に行けば
大人は
「かわいいね~」
と台詞のように言うけれど

 

「嘘つき」

 

と思っていた、本気で

こんなバーバーな髪の毛
くるくるドライヤーや
デンマンブラシで
力いっぱい伸ばさないと
整わないこの髪の毛の
どこがかわいい???
冗談じゃないと思っていた

 

 

中学生のとき
「みみちゃんに似たキャラクターが
いるんだけど、すごくかわいいから見て~」

と見せて貰ったキャラクターは


髪の毛のボリュームがある
なんとも言えない女の子だった

、、滅

 

 

小6の転校前のお別れ会の名前は
「キャンディの会」
(キャンディキャンディね)
もちろん髪の毛のボリュームのことですわ

 

 

顔と結んだ髪の大きさがほぼ同じだった私

 

 

縮毛矯正がこの世に出てきて
神ですか?
と思った

 

20代から昨年まで
永遠とかけ続けてきた

ストレートの髪の毛の私は


めちゃめちゃ顔が小さくなった
上品だった
若返った
顔から疲れが引いた
鏡を見ると、確実にアがる

 

けど

 

伸びてくる天パが
ちらつく頃には

いつまで、これやるんだろう

と途方に暮れ
ますます自分の髪を嫌いになり
鏡を見るたびに
気持ちが曇った

 


いつの頃からか
私にとって髪の毛は


隠さなくてはならない、恥部に変わっていった

 

 

こんなとんでもないものを
人に見られたら一大事だ

 

 

旅行に行ったとき
洗髪はせず
セットしてきた状態をキープし

 

 

病気のとき
「食べ物を持って家に行くよー」
という優しい声には
「こんなやさぐれた姿を見せる訳にはいかない」
と全力で拒否した
そっとしておいて欲しかった

 

 


この髪を
墓場まで持っていこうとしていたのだ

 

 

そう、していた、
のだ

 

つづく

 

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