誰が掘ったかも分からない

自分が掘ったのかもしれない

無数にあるはずの落とし穴は

自分のものだとよく見えない

ころころと変わる機嫌や

上に塗り重ねた気持ちと気持ちで

嫌なこともわからなくなった

自分がわからないときに

落とし穴は余計見えない


隣で誰かが無理をして

気づくと落とし穴が見える

自分の落とし穴はいまいちよく見えないのに

誰かの落とし穴はよく見える


どうして自ら首を締めるのかと

落とし穴は増えるばかり

いつ、どの落とし穴に落ちるのか


後になって

やっぱりか、と思ったり

馬鹿馬鹿しい、と思ったり


自分の落とし穴は見えないから

自分のことは棚に上げて


きっと自分もいつ落ちてもおかしくない