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さて、今回は友人からの依頼でとあるロッドのインプレッションをしたためさせて頂きます。


中々にユニークなロッドなのと、インプレッションがほとんど見られない為、ぜひ試して欲しいと。


タダで貸してくれるなら、とホイホイ釣られて使ってみましたが中々どうして面白い使用感でした。


それでは早速。今回のロッドはこちら



  カルテラス オーバーシーズ 58




■Action:RF
■Length:5.8ft
■Rear Grip Length:30cm
■PE:MAX 1.5
■Cast Wt.:0.5-13g
■ケース:43cm

■五本継ぎ



KARTELLAS×TULALAコラボ
ベイトリール・スピニングリール両対応のマルチピースロッド

エリアトラウト・渓流のトラウトにオススメ
グリップとガイドをこだわり、スピニングリールにもベイトリールにも対応するよう幅を持たせた使用感が魅力。
軽量ルアーへの適性が高く、トラウトやライトSWゲームでの使用に適しています。

#3ピース(ティップから3番目のピース)が2本入っており、#3ピースを入れ替える事でベイトリール・スピニングの両方に対応。



  ロッドの曲がり方









  使用感について



まずこのロッドの特徴として、ベイトリールとスピニングリール兼用があげられます。


とはいえ、私はベイトリールの経験及び手持ちが無いため、以下のインプレッションは全てスピニングでの使用感となります。


使用可能なウェイトで0.5g~13gとありますが、ラインセッティング次第で幅広く投げられます。


曲がりを見て貰う通り、バットが超絶強くティップは繊細な作り。五本継ぎな為か固い割に軽量ルアーでもしっかりウェイトを乗せてキャスト出来、飛距離もまずまず。


重たいウェイトになるほどバットパワーを活かしてキャストするイメージになるので、一気にウェイトを変化させる場合、そこのキャスト感は使い手側でアジャストする必要がありました。(ネイティブ用の10gのスプーンとエリア用の0.5gを、PE0.3号・エステル0.35号でテスト)


ちなみにバイトに対しては、絶対的に合わせが必要な竿の印象です。


繊細なティップが良く入るのですが、そこからもう一段階ベリーとバットを仕事させないとフッキングが完了しません。


いわゆる、「ふぃーーーーっしゅ!」って合わせが必要な竿ですね🤭テスト中もかなり鬼合わせを意識してフッキングしていました。トップウォーターでもおもいっきりロッド立てて貫通させることを意識すると綺麗に掛かる感じ。


ただ、パワー感の割に曲がりが緩やかなのできっつい合わせをしても口切れせずにしっかり掛かります。


寄せてくるときも、グラスロッドのように竿が適度に曲がりっぱなしになるので、魚の首降りや突然のジャンプ、走りにめっぽう強くばれにくいです。


感覚的に、他社メーカーですが「短いワールドシャウラ」「超絶ハイパワー高感度鱒レンジャー」みたいな?


ティップと巻き重りにアタリが出るタイプのロッドなので、流行りのトーナメントロッドと比べると手感度はやや劣ります。


とはいえ、そこはエリアトラウトでの印象。


このロッドは流れを掴んで引いてくる必要のある渓流エリアや、より激しいファイトでばらしにくさを必要とされるネイティブトラウト、超大型を相手取った時に、よりありがたみがわかるロッドだと思います。


総評すると、

どこへでも気軽に持ち運び可能な携帯性。


チャリンコに突っ込めるサイズの仕舞い寸法とリール・ルアーを選ばない汎用性。


ハイエンドロッドとしては手のだしやすい5万円台


ばらしにくさと掛ける楽しさを両立させた操作感。


ロッド一本持ち込んであれこれやりたい!

ちゃらちゃら竿を何本も持ち込むのは嫌だ!

デカイ魚をおもいっきりフッキングしてバレずにキャッチしたい!


なんて人にオススメだと思います。


最小限のロッドに最大限の汎用性。

カルテラス、侮るべからずと言ったところでしょうか。


それでは、また。