同じように川辺を走っている人歩いている人、車も結構走っていて、朝から活動している人がこんなにいることに驚いた。
折り返す頃には太陽も顔を出して、朝日を浴びながら気分が良かった。
これだけでも今日一日満足だ。
夕方ふと、使わなくなった剣道の防具を母校の剣道部に譲ろうと思い立ち、久しぶりに母校を訪れた。
道場に一番最初に現れた生徒に声を掛け、聞くとちょうど、進入部員で防具の無い子が一人いるという。
顧問の先生の所に通してもらうまでは良かったんだけど・・
現れた顧問の先生が私と同じくらいの年齢の人で、一気に挙動不審モードになってしまった。
一刻も早く立ち去りたいのに、今何をされているんですかとか、OB会の話とか、昇段試験で今度私の家の近くに来るのだとか、話は広がるばかりで完全にテンパり、半ば逃げるように帰ってきた。
私はすっかり自信喪失している。
今の自分の状態を、堂々と人に話せない。
私は、未婚で子供を産みました。
おろしたかったのに、どうしてもと頼まれて産みました。
私はおろしたかったのに。
どっちみち私は産んで、そして育てていません。
私はこれからどう生きていくつもりなんだろう。
こんな状態で、こんなに自信喪失した状態で、まともに人付き合いできる気がしない。
もちろん全ての人に自分の状態を包み隠さず話す必要はないだろう。
少なくとも初対面で今後会うこともないような人に話す内容ではない。
さらっと、触れて欲しくないのだと流せる度胸がほしい。
まともに真に受けて話そうとして、話せない自分に罪悪感を覚えて、さらに自信を失って。悪循環。
そうだ別に話さなくて良いのだ。
向こうだって世間話のつもりで話を振って、未婚で子供を産んで育ててない話などされたら困るだろう。
私はこうやっていつもはぐらかしてばかりな気がする。
常に自分の状態に自信がない。
自分の現状を堂々と話せない。
別に今に始まったことではない。
昔からこう。
お母さんが家に居ないことを人に言えなかった。
お母さんが居ない自分の状態をさらけ出せなかった。
子供の時からずっとこう。
今日はもう一気に憂鬱。
朝を思い出そう。
今日は早朝から川辺を走った。
朝日を浴びて気分が良かった。
今日はそれで良しとしようではないか。