牛脂注入肉の製造行程(神戸新聞)


■針束刺し霜降り加工 牛脂注入肉の製造工程
|神戸新聞NEXT|2013/11/13
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201311/0006495303.shtml
http://megalodon.jp/2013-1117-0655-56/www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201311/0006495303.shtml


■かたい赤身、「霜降り」に変身 牛脂注入肉、製造の現場 - 朝日新聞デジタル (2013年11月12日)
http://www.asahi.com/articles/OSK201311120113.html
http://megalodon.jp/2013-1117-0657-46/www.asahi.com/articles/OSK201311120113.html



【上】牛脂が注入された肉=8日午前、恵原弘太郎氏撮影(朝日新聞)
【下】原料肉と似た豪州産牛肉。大阪市内のスーパーで販売     



牛脂が注入されたサーロイン(撮影・吉田敦史)(神戸新聞)




「虚偽表示・販売」で問題になった「牛脂注入肉」。

数日前に詳しい記事が出ていて、その写真や動画にとても驚いた。

焼き肉店等では、特に断りもなく、こういう加工肉を使うのは当たり前になっていたのだろうか。チラシや広告の牛肉の写真が気になる。

ウソさえつかずに、加工肉であることを明記して販売するのであれば、これはとても優れた肉加工技術としてアピールできるものだったろうし、加工方法や加工のための機械を開発した人もそのつもりだったに違いない。



『加工前と後の肉を焼いてもらって試食した。
加工前の肉はかたく、かみきれない。食感もパサパサで、うまみがほとんどなかった。
牛脂注入肉は一度でかみ切れるやわらかさ。何よりジューシーで、うまみが口に広がった。』(朝日新聞の記事より)



肉のうま味は、脂の風味によるものであることがよくわかる。

スーパーで肉を買うとただで手に入る「牛脂」や、チューブで売っている豚の脂である「ラード」は、焼き飯等で使うと、肉がほとんど入ってなくても、本物の「肉の味」を味わうことができる。

この牛脂注入加工により、ぱさぱさした風味の肉が、柔らかくておいしい肉に変身するのだから、すごいものだ。

牛脂と共に加えられる添加物が問題になるのかもしれない。

加工にかかるコスト込みの価格がどうなるかで、販売の仕方は変わるだろうが、この技術が良い意味で認知されるよう、業界として考えて良いものなのかもしれない。

技術が悪用されることさえなければ、例えば、注入された牛脂の種類や等級を明記する等で新たな付加価値を付けることも可能なのだろう。

いろんな食品で虚偽表示が横行していたことが連日発覚して何も信用できない気分になる今日この頃だが、信頼性を確保する方法を編み出して、何か積極的にプラスに転化させるようなアイデアや技術を売り込むことが出来るようにしたいものだ。
この肉加工技術も世界最先端のものかもしれないし。




注入肉 2007/11/15




■牛脂注入肉「ステーキ」にアレルギー物質 道内31施設表示なし(11/16 07:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/504492.html
http://megalodon.jp/2013-1117-0936-23/www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/504492.html

■牛脂注入肉って何? 似た技法フランス料理にも:日本経済新聞 2013/11/12 6:30
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0805T_Y3A101C1000000/
http://megalodon.jp/2013-1117-0937-18/www.nikkei.com/article/DGXNASFK0805T_Y3A101C1000000/