経済評論家の渡邊哲也氏によると、中国が日本に戦争を仕掛けてきたら、反撃として、中国保有の米国債を全て無効にできるという。
http://twilog.org/daitojimari/date-130605



現在の中国の米国債保有額は1兆2200億ドル。

『今年第1四半期(1~3月)の中国の外貨準備残高は3兆4400億ドルと、昨年末より約1300億ドル増え、昨年1年分の外貨準備の伸びに相当した。それで推計すれば、中国の外貨準備のうち、米国債は3分の1以上を占める。』

中国の米国債保有残高、15カ月ぶり高水準 日本は売り越し(xinhua.jp)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000030-xinhua-cn



...とのことなので、一瞬のうちに、中国が購入した米国債、約120兆円0円にしてしまえるのだ(実感が湧かないので、円換算)。


これは、中国の国家予算でいうと、1年間の歳入額(約156兆円)にほぼ匹敵する金額だ。


・世界各国の国家予算規模ランキング(2012年)
http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-170.html



一発で、中国の1年間の収入をふっ飛ばしてゼロにしてしまえるのだ。

これは、とんでもない強力な爆弾だ。

直接的に人は殺さないが、国の財政に大打撃を与え、国が傾き、そして間違いなく死人も出る。

だから、中国は、日本やアメリカに対して安易に戦争を仕掛ける事はできないのだ。


中国保有米国債の無効化




...とういうことで、驚きの経済学だった。

通貨は安全保障の一部、武器だったのだ。

渡邊哲也氏は、いつも鋭い指摘をされていて、面白い。

韓国の経済状況の解説、マスコミの弱点の指摘等、いずれも興味深く、今後のご活躍が楽しみだ。







韓国経済をクラッシュさせる方法を解説 【渡邉哲也、三橋貴明】(2012年)



メディアのミスリードに対抗する方法【ISO 26000】【JIS Z 26000】