私の病名は、急性大動脈解離 Stanford type B である。

他に、Stanford type Aというタイプがあって、これは、大動脈の解離が心臓や脳に影響する部分に進行している場合をさしていて、発症したらすぐに人工心肺を使った緊急手術が必要な、かなり重症なタイプである。

私は幸運なことに、type Bであり、type Aにならなかったのは、単に運が良かったからだとしか言いようがない。
現状は手術は必要なく、血圧が上がらないように安静に生活するだけだが、将来的に、大動脈の一部が膨らんできてしまって、例えば1年後や5年後に大動脈の一部を人工血管に置き換えるような手術が必要になるかもしれないし、あるいは、その手術が間に合わずに即死するかもしれない。

退院して自宅療養を始めた頃、アメーバブログやその他の掲示板等で体験談をネット検索して読み、現状認識や心の備えをさせていただいた。
最初の頃は病気のことを考えるととても怖かったが、さすがに退院して5ヶ月もたつと、覚悟が決まったような感じで、ある程度冷静に色々考えることができるようになった。

最近は、とうとう、こういう動画も見つけて、じっくり見るようになった。
この患者さんは、かなり重症で、解離が進行して心臓付近が血の海になっている。
しかし手術は成功していて、命は助かっているのだ。



手術:大動脈解離 スタンフォードA


これ以外にも、海外の人の事例や自宅療養の様子等、いくつか見つけては、たまに見ているときがある。

YouTubeでは、K-POP関連のものを見て現実逃避をしていることがほとんどだが、たまには自分の病気に関連したものをじっくり見ようと思う。