先日紙幣の真ん中に、世界中のシャーマンの女性が混ざったようなイメージが降ろされました。
国は法律を作り、人々の暮らしを支えました。
経済は物を循環させ、人々の生活を豊かにしました。
時には武力が国境を守り、秩序を維持してきたこともありました。
しかし、それだけが世界を支えてきた力ではありません。
目に見える世界の裏側には、古くから目に見えない世界を感じ取り、人々と神々をつなぐ役割を担った存在がいました。
それがシャーマンの女性たちです。
彼女たちは、人々の祈りを受け取り、自然の声を聞き、神々の言葉を人々へ伝えてきました。
人類の歴史を振り返れば、あらゆる文明の始まりには、必ずと言ってよいほど祈りを司る女性たちの存在がありました。
巫女、神女、預言者、薬草師、祈祷師、そしてシャーマン。
呼び名は違っても、その本質は同じです。
争いが大きくならないように祈り、自然との調和を保つために尽くしてきました。
そして今、時代は大きく変わろうとしています。
デジタル化が進み、電子マネーや仮想通貨が普及し、紙幣そのものが姿を消していく未来も遠くないかもしれません。
もし本当に紙幣の時代が終わりに向かうのであれば、シャーマンの女性が描かれて欲しいと願います。
世界中に存在した無数の祈り手たちへの敬意です。
名前を残さず、人知れず人々の幸せを願い続けた女性たちへの感謝です。
私たちが生きるこの世界は、長い歴史の中で様々な力によって守られてきました。
それは過去への感謝であり、未来への祈りであり、人類が忘れてはならない精神の記憶を残すための灯火になるのを願っています。
