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落語
江戸時代の大衆はあまり豊かな生活を送っていなかったが、結構、笑いや洒落を楽しむゆとりを持っていた。落語は多くの登場物の声色を使い分けて語る一人芸であるが、登場人物のおかしさに加えて、落語家の表情や身振りにもおかしみがあり、いまでは高校や大学にも同好会ができているほどである。

外国人にとって日本の印象とは何だろう。富士山、桜に新幹線やハイテク産業、そして着物を着た日本女性ではないだろう。お正月、成人式、結婚式、などの第一礼装はやはり着物である。正装のときは絹の友禅染の着物が着られることが多く、その模様の美しさは一種の美術品とも言える。

茶の湯 の作法を茶道という。江戸 時代中期以後に用いられるようになった言葉 で、主として抹茶の世界 で用いられる。茶道を完成 させたのは千利休(1522-1591)といわれている。戦国時代、豊臣秀吉は堺の町人であった利休に高禄 を与えて側近に仕えさせた。それ以来、茶道は日本人の礼儀作法の一つとして受け継がれてきた。