当初、ソロでも日帰りしてみようかとも思ったが、慌ただしくなりそうだし、今日はゆっくりして街歩きをしようと思う。

遅く起きて、朝食(朝食付きホテルは本当に楽ちん!)食べて、プールで泳ぐ。





それほど大きくはないプールだけど、何度か往復かすると程良い疲労感が逆に心地よくて、変に気の張った別の疲労感が抜けてゆくのが分かる。肉体的な疲労感は時間が解決してくれる。

プールから上がり、身支度し、さぁ、出かける。

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↑そういえば、宿の入り口。

昨日も行ったが通り道にある市場。
ジョグジャを歩いていてもコンビニはいくつか見かけるが、スーパーは見たことがないな。郊外にはあるんだろうけど。こういう市場が市民の台所のままなのはかわらないんだろうな。

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↑こういう天秤計りはいつまで使い続けられるのだろう



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↑スイーツ専門店もある。

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↑こういう小さなお菓子は、一個1000ルピア=9円。


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↑これも1000ルピア=9円


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ジョグジャの中心地には、王宮と言うのがあるらしい。一応、市内のメイン観光地と言うことになっているし、行ってみます。

クラトン


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↑観光地入り口の大きな木の下で商売。アジアチックで心がなごむ


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↑団体客も来ている


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↑記念撮影。年齢が割とばらばらで良くわからない団体。


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↑なにか展示はしてあるだけど、決して保存状態も良くないし、清掃もまったく行き届いていない。放置と言ってもいいぐらい。


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↑見どころ?正直ありません。


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↑ん・・・・




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↑ すばらくするとものすごいスコールが来た。ほんとにすごくて、風はない台風並みの雨。お陰で身動きとれず

15分ぐらい足止め。
だけど、雨は降り続く。

クラトンは、南側と北側があって、今いるのは北側。

南側へも行ってみる。

南側の方が観光客がいるので、こちらがメインと思われる。

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↑ここだけずいぶん立派な作りになっている。王様の執務室を再現している?

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↑ここがメインなんだろうけど、特に見るべきものは多くはない。


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↑現地中学生?に遭遇 雨は降り続く

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↑敷地は広くて、特に案内もないので、どこに何があるのか良くわからかったが、この学生集団について行けば、主要どころに行けた。

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↑一応、王宮と言うことで、セキュリティのおじさんもいる。気前よく撮影。

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↑そして、背中に刀を忍ばせている。それを見せてくれと頼んだが、どうやら本物らしくダメだと言われた。


タマン・サリ

二つ目の観光地、「タマン・サリ」

別名「水の王宮」

クラトンから徒歩圏内ではあるが、相変わらず雨が降り続いていて、歩くのが苦痛になってきた。
ベチャドライバーの執拗な勧誘。
明らかにぼろうとしているのがわかり、距離で1キロ程度15分だか、20000とか。当然10000以内なんで、10000なら乗ってあげてもいいよというとあっさり10000に。
雨が鬱陶しくて、乗ってあげた。

そして、タマンサリに着くと案の定「自称ガイド」が待ち構えていた(笑)

もちろん案内させる。

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↑やや入り組んでいてわかりづらい

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↑やや幾何学的デザイン。若者がちょっと気取って写真撮影しているのを見ると、ちょっとしゃれた場所なのかもしれない。

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↑外から、笛の音が聞こえてきた。
こういうアイス屋さんは、まだタイでも見ることはあるが郊外の方に限る。こういうのもいつまであるんだろうなと思う。どんどんコンビニに取られてしまい、いずれなくなる運命なんだろう。

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↑こちらが、本来のタマンサリである。
 こういうの、モロッコで見た記憶があるなと思いだす。

さて、まだ雨は降り続いていて、街歩きにはまったく適さない。もう靴も完全に濡れてしまっている。かろうじて、傘が役立つ程度。

他に、見るべき観光地もないので、街歩きしたいんだが、雨が・・・・

あてもなく、路地へ路地へととりあえず、歩く。

突然、さらに強い雨が降り、駄菓子屋・たばこやの店先で雨宿りさせてもらう。

やむ気配がない

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↑滝のように降ってます




↑小学生ぐらいの女の子が駄菓子を買いに来てたりする。こういう店がいつまでもあるといいよね。

すこし雨脚が弱くなって、少し歩き、また強くなって店先に逃げ込むというのが続く。

長椅子がある店があったので、そこで本格的に止むまで待つ。

空が明るくなってきて、又歩き出す。

そう言えば、お腹もすいてきた。

例の屋台で軽食を。


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↑ホットティーが体を温める


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↑おにぎり


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↑揚げ物類


食事をしていると、風呂敷を持ったお母さんと子どもがやってきて、店主に渡していた。店主は中身を確認していくばかのお金を渡していた。英語ができる客に「もしかして、ここに並んでいるのは、ああやっておかあさんが作ったものなのか?」と聞くと「そうだ」と言う。
文明化された生活をしていると、どこかこういうものを作る業者がいるか、店主お手製のどちらかと思うのだけど、家庭内生産でこういうおにぎりや揚げ物を作って、家計の足しにしてるんだろう。
仕入れ値がいくらかはわからないが、売値自体が一個1000ルピアなので、ほんとうに「足し」にしかならない金額なんだろう。
しかし、工業化されたものではなく、ああいうお母さんが家庭で、いそいそと作っているんだと思うと、美味しいはずだなとも思う。

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雨もすっかりあがり、ひとも動き出し、みんなに笑顔が戻ってきた。
まだ、明るい時間帯で、街歩きを始めよう。



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↑鳥かご屋さん。そういえば、路地を歩いていると、鳥を飼う家庭は実に多いのがわかる。

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↑こじゃれたカフェ。


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↑熱帯魚屋さんも意外と見る。バンドンでも見た。

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↑スイーツ屋さんを発見。これは入ろう。

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↑写真を見て頼んだ。たしか、5500ルピアぐらい。50円程度。


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↑座敷タイプのやや洒落た部屋もあった。今はシーズンオフで観光客が少ないが、もしかしたら有名な店かもしれない。



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細い路地ほど、子どもがいる。

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↑子供向けの移動式駄菓子屋さん。 
 ウインナーを焼いて、たれをつける。
 店主は割と若くて、いつまでこういうの続けられるんだろう。と思う。
 あと10年もしたらなくなるかもね。

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↑路地に入る。

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↑通りに、洒落た「通りの名前プレート」があった。「ジャラン・セハート」?かな。


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↑ずいぶん暗くなってきました。

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↑おじいさん。なにか話しかけようとしているみたいだけど。
 かなりの高齢。


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↑ちょっとした展望台のようなところに出た。もう夜だ。

街歩きもそろそろ終わりかな。
そんなに大きな町ではないので、程良く歩くと、マリオボロ通りにすぐに出てしまう。

夕飯でも食べようかな。

通りにゴザを引いて、ナシゴレンなどを出す食堂があったので、そこで食事を取ることにする。

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↑そういえば、食事をしていると、かなり確率((ほぼ必ずと言うほど)こういった、流しのミュージシャンがやってくる。

個人的には、だいたい聞くに堪えない歌声で、食事している中、大きな声でやってくるので、うるさいと感じる。それに、普通の物販店舗の店にも表れるが、こういう「輩(やから)」がやってくると、曲を一切聞くことなく、速攻でお金を渡すのもよく見る。
そういうのを見ると、これはもう「脅し」みたいなもので、客と商談中に歌われうと営業妨害みたいなものだし、「早く立ち去ってくれ」という意思表示のように見える。

音楽にお金を払っているわけではないと、見ていて感じる。

お金を受け取ると、曲を聞かせるどころか、さっさと立ち去る。目的が、曲を聴いてもらうではなく、お金を得ることになってしまっている。これがミュージシャンとは言えないし、「金もらえればいいんかい!」と突っ込まれても仕方ないなと思う。

渡すお金は1000ルピア(10円)程度です。

食事していると、隣にカップルがやってきて、話しかけられて、男性が結構英語が堪能で、ジョグジャには観光で来たというインドネシア人だった。
いろいろ会話して、せっかくなので、この乞食ミュージシャンについて、当のインドネシア人はどう思っているかと尋ねると、「昔からあるものだし、まぁ、文化みたいなもんだから」と言うようなことを言っていた。
金もせいぜい1000ルピア(10円)程度のものだし、とのことだ。
もちろん、曲に、歌声にカネを払っているわけではないなとも言っていた(笑)

ぼくなんか、こんなのはもうヤクザにしか見えないんだけどね。

郷に入れば郷に従えなものなんですけど。



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明日は、ジョグジャを離れます。