情報室の前にやってきた
情報室は教室や職員室があるA塔から
連絡通路を渡って来なければならない
ましてやみんなが教室でお弁当を食べている時間に1人でB塔へ行くところなんか見られたら変な噂が立ってしまうと思い
ドキドキしながらやってきた
情報室の前には人はおらず
静かなものだった
麻衣『よし!!やっぱり高杉先輩はいないね!!』
そう思い帰ろうと振り向こうとした時
男「遅かったな」
女「ちょっと抜け出すのが大変で」
連絡通路の方から男女の声が聞こえた
麻衣『 えっっ!!!ちょっとやばい!!!』
男「あんま時間ねーな 早く情報室いこーぜ」
麻衣『こっち来る!か、隠れよう』
私は咄嗟に情報室に飛び込んだ
情報室に入り奥にある準備室に逃げ込んだ
しかし私は焦りすぎて重大なミスを犯した
麻衣『しまった!!これじゃ出られない』
そう情報室には出口はひとつで
準備室には出口がなかった
今のうちに情報室に出て隠れておいてタイミングよく教室に帰ろう
麻衣『ひとまずここにいたらまずい!!』
情報室に出ようと準備室のドアノブに手をかけた時
ガチャ
つづく