自分が狩猟を始めたきっかけはコロナ禍の時
説明すると長くなるので省略するが、その現状を見て食糧危機の恐怖を感じ、自給自足のスキルを身に付けようと決心した
半年間は狩猟の情報収集、試験勉強は3ヶ月
更に今の猟友会に入会するまで合計3年かかった
先日、くくり罠に30キロ弱の雌の猪がかかった
基本的にくくり罠の止め刺しは頭部への打撃、箱罠は電気ショック
大型のものは銃を用いる
ただしこれは動きを止めるだけ
銃を使ってもすぐに召される事はあまり無い、苦しそうにしばらく息をしている
そこで最後の一撃は心臓上部の動脈を刃物で切断
これを放血という
動脈を切断しても心臓は無傷なので脈を続け、体中の血液が抜ける
脳の血流も即座に遮断されるので昏睡状態になっているらしく、切断した瞬間から眠ったようになる
これがここのやり方
かかる時間は1分前後くらい
猪は夜行性なので夜中に活動する
罠にかかって夜が明けるまでずっと混乱しただろう
最後くらいは苦しまず一瞬で葬ってあげたい
これが自分の考え方
ならなぜ狩るの?
情報収集の時、一冊の本書いてあった言葉
狩人(猟師)は山の番人
集団で行動する獣達に人里へ近づかせないためにその中の1頭に犠牲になってもらい、警告する
ここから先は怖い人間がいるんだぞ、と
それに共感してこの道を選んだ
この記事を書いている時にこんなニュースが飛び込んできた
どうか人間と獣が棲み分けられる環境になりますように…