にいがたアドラー勇気づけくらぶ 勇気づけカウンセラー長谷川淳子です。

 

先日、幼稚園児さんたちにアンガーマネジメント キッズ講座を開催させていただきました。

 
アンガーマネジメント  とは

1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。

怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。

 

日々いろいろな活動をしている中で感じていることの つぶやき に少しおつきあいしていただけるとうれしいです。

 

「ムカつく」「バカ」「嫌い」「腹立つ」「イライラする」「なんか感じ悪い」…

 

これらの言葉は子どもから大人までよく使われていますよね。だいたい不快な気持ちの時、怒っている時、に使われることが多いかと思います。

 

【仲のいい友だちに声をかけたけど、返事をしてくれなかった】

「なんかやな気分…」

 

「返事をしてもらえなくて気分が悪いんだな」ということは伝わります。ですが、返事をしてもらえなくて、どうして気分が悪いのでしょう?

 

さみしかったから

悲しかったから

くやしかったから

恥ずかしかったから

不安だから

心配だから

 

「なんかやな気分」

どんな気持ちがあったのでしょう?

 

実際、お話をお聞きしていると

「すっごいやだったんだよね~!」 

「どんな気持ちだったの?」

「どんな気持ち?!えっ?やだった」

「そうなんだね、かなしかったの?くやしかったの?」

「・・・かなしい・・・?・・・くやしい・・・はなんかちがう・・・でも、かなしいもなんかな・・・」

「うんうん・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・さみしい・・・のかも・・・、・・・・うん、私さみしかったんだ・・・」

「返事してもらえなくて、あなたはさみしかったんだね」

「ああ、そっかあ、私さみしかったんだあ・・・」

 

人って自分の気持ちに意外と気づいていないように思います。私自身もそうです。

みなさんはいかがですか?

 

わりと日本は 怒ることは悪いこと  我慢することは良いことという気風があります。

なので、ネガティブな気持ちがあっても、「大丈夫」と我慢しがちです。

 

キーっと怒ると、「そんなに怒って!」と怒られて終わり

嫌だけど我慢したら、「我慢してえらかったね」とほめられて終わり

 

どちらも、心に感じた気持ちはおきざりのまま・・・

なのではないでしょうか。

 

気持ちに蓋をして、気づかなかったふりをして、でも、消化はされず。

どんどんこころのなかに自分でもわからない気持ちがたまっていく。

 

パンパンになって、爆発しちゃったり・・・

こころが疲れちゃったり・・・

 

 

気持ちを伝えられるようになるといいなと思いませんか?

その気持ちを受け止めてもらえたらいいなと思いませんか?

 

そのためには、

まずは自分の気持ちに気づく

相手の気持ちに気づく

 

そして、それを伝える。

受け止める。

 

 

ただし、自分も相手も傷つけないで。

 

 

ポジティブな気持ちもネガティブな気持ちもどんな気持ちも

あなたの大切な気持ち。

気づくのがつらい気持ちもあるかもしれません。

でも、優しく受け止めてあげると違った景色が見えることがあるかも・・・

 

今回のキッズの講座では、幼稚園児さんたちに、

自分にも他の人にもいろんな気持ちがあるんだよ

どの気持ちも同じくらい大切な気持ちなんだよ

 

このようなアンガーマネジメントの第一歩をお伝えさせていただきました。

幼稚園での講座開催の機会をくださいまして、本当にありがとうございました。

 

長いつぶやきにおつきあいくださいまして、ありがとうございます。

       アンガーマネジメントキッズインストラクター 

       上級心理カウンセラー

           長谷川淳子