
旅を始めてまだ間もないが、どうしても海がある町に行きたくなる。
このバンガローも海のさざ波が聞こえてくる。
この島はあまり大きくなく、レンタルバイクをすれば、1日で見て回ることができる。道路の脇には、犬や猫だけでなく、猿や山羊の姿も見られて、なんだかテンションが上がってしまう!!

そうなるはずだった..
けど..
だけど..
大事なことを忘れていた..
お金の換金!!
土曜日に島へ入り、島でも換金はできるだろうっていう考えが甘かった..
なぜなら、今日は日曜日!
銀行はもちろん、両替所も開いてない..
手持ちは、現金2リンギッド(60円)と復路のチケット。
そして、レンタルバイクは早くガソリンを入れて欲しいというピコピコ合図がで続けている。
とにかく、バイクには頑張ってもらい何かしらないか、高級そうなホテルを探して換金できないかと聞いてみた。
結局..
両替はできないから、Lumut へ行きなというアドバイスの元、レンタルバイクを港に置いて、まさかのLumut へ逆戻り。
船の中、超自己嫌悪..
TIME is Money という言葉が何度もよぎる。
しかも、Lumut の両替所も閉まっているという何とも受け入れがたい事実!!
終わった..
完全に終わった..
ローカルのガイドに相談したところ、タクシー往復で40リンギッドかかる場所に両替所があると教えてくれた。
両替をするために、どんだけお金をかけて、どれだけ距離を行けばいいんだよ..
落ち込むばかり。
髭を生やして、日に焼けた真っ黒い顔も全く健康的には見えなくなっていて、きっとかわいそうに見えたんだと思う。
「今日、ご飯も食べてないのか?」
と尋ねられ、もちろん食べてない..
おれは、ラダマンとか関係ないのに水しか飲んでない..
そして、一言
“pity”
そうですよね、哀れですよね。
けど、ここからですよ。
このガイド超いいやつだった!
自分のおやつのパンをくれて、しかも自分のところで働いてるスタッフに別の町まで両替しに行くよう頼んでくれちゃって。
換金するお金を渡して、まさかバックレはしないよなって思いながらも、待つこと20分ほど..
ちゃんと領収書付きで換金してきてくれました!!
もう鳥肌ビンビンですよ。
この、人の温かさに触れるっていう瞬間が最高です!
少しでも怪しんだ自分がバカみたいにも思えて、言葉はちゃんと通じてないかもしれないけど、人間性は垣間見れることを改めて実感。
Pangkol に戻って、走った道と夕焼けはきっと忘れない。

あと、島に行く前の換金も..
