18才の誕生日おめでとう。

君と一緒に歩いてきた道のりは
片親で育てた事もあり
さみしい思いや、かなしい思いもたくさんあったことだろう。

でもね 

父親の僕にとって、君と歩んできた道は、かけがえのない気付きの道だったんだ。


ゆっくりと歩いた分、沢山の大切な人たちとも巡りあうことができた。

寄り道をした分、沢山の人達の愛情に触れる事ができた。

家族でない人が
我が子へ向けてくれる
無償の愛に
私はいつも胸がいっぱい。


その愛情に涙がでるほどの
感動を覚えます。


父親である僕は、この18年間で君に対して何ができたのだろう。

そして、君の心にはどう映っていたのだろう。

君が話してくれるなら、ぼくは素直な心で、その気持ちを聞いてみたい。


君が18歳を迎えたこの日、

父親として、ようやく僕も18歳になりました。

そう、父親としては君と同じ年です。

まだまだ未熟な父親かもしれませんね。


気がつけば、君と一緒にいることのできるこの時間にも、

いつか終りが来ることを、

現実として、受け止めなければならない時期になってきました。


今度は君が君の人生を生きて行けるように、

僕がいなくなったあとでも、

自然に、あたりまえに、

君が地域の中で生きて行けるように、

君が学んだ18年という、長そうで短い季節を、

今度はかたちにしてゆく番です。

見つけ出して行く番です。

僕らの先には、まだまだ未来への道が続いています。

今まではそれが途方もなく遠く、霧にかかって何も見えなかったけれど、

今は霧が薄くなり、未来へ続く長い1本道がうっすらと見えているような気がします。



僕は君のその道を、途中まで一緒に歩いてゆきます。

その先、僕がいなくなっても進むことができる道を、

一緒に見つけだして行きましょうね。


18歳の誕生日おめでとう。


君が私の息子である事を
誇りに思っています。

あなたの人生のひとコマに関わることができて


本当に嬉しいです。とても幸せです。

そして、

僕の息子でいてくれてありがとう。

父より