ニバルレキレで暮らす。

ニバルレキレで暮らす。

南アフリカでエイズとともに生きる人と活動するニバルレキレ。
ニバルレキレとは「あなたはあなたであるだけで すばらしい」という意味のズールー語。
3.11から広域避難者の心のケア活動も始めました。
まったり生きる代表の、ニバルレキレな暮らしのブログです。


♪ ニバルレキレからのご案内 ♪

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命の重さをしっかりと受け止め、そして持続可能な、命ある全てのものにやさしい世界を私たちがつくっていけますように。
私たちの命がつながりあって、支えあって生きていけますように。

ありのままの自分と一緒に生きていく。生きづらさを抱えるすべての人と一緒に生きていく。
それがニバルレキレです。



◆震災支援◆

東京を中心に首都圏に広域避難をされていらしゃる世帯の方との心のケア活動、居場所づくりなどの活動を行っています。


◆南アフリカ・支援してくださる方をお待ちしています!◆


・私たちは南アフリカ共和国でHIV陽性者やエイズ孤児・遺族を支える活動を2003年から行っています。

・2005年から始まった、エイズ孤児支援のプロジェクト「セチャバセンター」は、これまでの小学校での給食・アクティビティ・相談事業から、一歩活動を前進させ、スラム地区にセンターをオープン。より多くのエイズ孤児をケアしながら、スラムの住民たちが日々奮闘中です。

・2014年からはセチャバセンターは「セチャバコミュニセンター」としてすべての地域住民を支える場所へ!

・2014年8月からはアルコール依存・薬物依存からの回復のためのリハビリ施設の運営を応援していきます。

・HIV陽性者や遺族の手による、自助サポート活動など、ニバルレキレでは当事者が元気になって自分たちの手でコミュニティをつくっていく過程を、生活面とメンタル面から支援しています。


◆私たちの活動を応援してくださる方をお待ちしています! 


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       口座番号:00150-3-760928        
       口座名:  ニバルレキレ事務局

     三菱東京UFJ銀行
       経堂支店
       (普)0248110
       口座名:ニバルレキレ事務局



◆ぜひワンコイン募金にご協力をよろしくお待ちしています♪

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2017年が終わろうとしていて。
ずいぶんと長い間、再び旅に出ていた気がする。

深海へ。

そして河べりへ。

頂へ。

光の中に、芝生の匂いがして、
お皿のぶつかる音がして、

人が生きている場所に帰って来た。



あたたかな冬の日。


落ち葉のカラカラとした音を聞きながら、
湯を浴びた日。
ことばの雨

ことばの嵐

ことばの枯渇


圧倒されて
乾いていく


腐敗してしまわないように

降りてくるように
とあるお葬式の日に

テントの中で見事な深さで古釘が足の裏に突き刺さった。

南アフリカのスーパーで買った安い運動靴。新品。

釘の方が丈夫だった。


釘が刺さった瞬間に、私は亡くなった方とご家族へのメッセージを読み上げる係として呼ばれてしまった。

いざとなれば普通に歩ける。

でも。

メッセージに私は集中できなかった。


当時、看取りまでの数日を長く過ごした患者さんのお葬式には可能な限り参列するようにしていた。

彼は。しっかりと病と向き合った。


でも、10数年経った私の記憶は、釘が勝ってしまっている。

そして濡れたその家の芝生。

お洒落していた参列者。


私がズールー語で挨拶していくのを、一語たりとも危機逃さないと決意しているような、遺族や参列者。

なんで、亡くなった彼は私に釘の記憶を残したんだろう。


ある意味、絶対に忘れない出来事。
少し、悲しみ以外の感情に気持ちを取られた瞬間。

小さなプレゼント。そんなアクシデント。


だから私は彼が生まれ育った家の芝生の匂いを今も知っている。

生きていた彼の時間に、彼の足が踏みしめていたもの。

そう、私たちに必要なのは、彼が生きていた事実。
その記憶。


古釘はしばらく私の足の裏を化膿させ、足をひきずることになった。

彼が生きていた。たぶん これからも忘れない。


そんな不思議なお葬式だった。
永遠。

水面の上のきらめきに
目を閉じる。

私があらゆる場所で生きている。

今も
ストックホルムのカフェに私は座っている。

そして
日本で子どもの寝息の匂いを嗅ぐ。

アフリカの大地が優しく私を包む。

すべては永遠。


君が忘れても。

私は世界中で

ずっと生きている。

壊れない。

壊せない。


だから

明日の風を浴びることを私は決める。





JOSH GROBAN

"You Raise Me Up"

When I am down and, oh, my soul, so weary;
When troubles come and my heart burdened be;
Then I am still and wait here in the silence,
Until you come and sit awhile with me.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up to walk on stormy seas;
I am strong when I am on your shoulders;
You raise me up to more than I can be.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up to walk on stormy seas;
I am strong when I am on your shoulders;
You raise me up to more than I can be.

There is no life - no life without its hunger;
Each restless heart beats so imperfectly;
But when you come and I am filled with wonder,
Sometimes, I think I glimpse eternity.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up to walk on stormy seas;
I am strong when I am on your shoulders;
You raise me up to more than I can be.

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up to walk on stormy seas;
I am strong when I am on your shoulders;
You raise me up to more than I can be.

You raise me up to more than I can be.