近隣地域では中央線の日野があり、

京王線の高幡不動と合わせて土方歳三の地元として

季節が季節なら新撰組コスプレユニットが歩いていたりします。

 

自分の実家も日野と同じく甲州街道で、

山梨方面に歩き、小仏峠を超えて相模湖まで行くと

陣屋が残っていたりします。

 

立川の次の駅でいかにもベットタウンの性格の街なのですが、

駅がちょうど多摩川の氾濫原と八王子盆地を画す

丘陵地形が迫っていて、そこに寺や神社の緑地があるため

ちょっとした田舎風情を醸し出しており、

ぶらり途中下車したくなりぶらついていると

日野の歴史モノの本丸、標題の日野宿本陣にたどり着いたわけです。

 

入場料を払い、参観したのですが

江戸時代から明治の調度品や展示物があったわけですが、

自分が一番注意を引いたのは展示コーナー出口の手前の壁の

天井の近くのふすま戸に描かれていた、

おそらく日中戦争期の現地をモチーフにした日本兵の山水画です。

山水画というより文人画風、という趣かもしれません。

 

とがった銃剣や鍋のような鉄ヘルが山水画に調和するように

簡略に描かれています。

岩山にたたずむ歩哨が戦争の緊張感を暗示させるところもなくはありませんが、

どちらかといえば春ごろの大陸の陽気が感じられるような

(つかの間の?)のんびりとした雰囲気が伝わってきます。

 

陣屋の係員の人に聞いても由来はわからず、

近くにある歴史館なら分かるかもという情報をいただいたものの

丘陵をあがったところにあるので行かずじまいでした。