日々、徒然   






          sasasa

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「火葬」

***



「火葬」



リーン、リーン、音が鳴る

コツ、コツ、コツと音が鳴る


晴れやかな空はやがて陰り

さようならと雨が降る


遠くから聞こえる楽しげな子供の声は

どこか現実感がなくて

強いデジャヴに視線を落とした


定められた別れでも

受け入れるなんて容易くなくて

ギュッと目を瞑り漏れる嗚咽に

深い愛を見た


知り得ぬ過去に思いを馳せて

知り得る過去に記憶を飛ばし

測り得ぬ思いの深さに

ただ祈るしかできない虚しさに

私は打ちのめされるのだ


好きも 嫌いも 愛なのだろう

一粒一粒に刻まれた想いに

どうしようもなく悲しくなった


涙は降り続き豪雨となって

静かさを打ち破る

花びらが落ちて山となって

無色を彩った


リーン、リーンと音が鳴る


絶え間ない愛に 雫が落ちた




***









































また会いましょう、なんて。

途方のない夢を見る。

「PM.夏」

***



「PM.夏」



けたたましい蝉の音に

緑が香った気がした


じっとり滲み出す汗は

あの日の傷を隠して

いつかの風を遠ざける


眩しい日差しが目を焼いて

見上げれば空には君の影


あぁ、僕を笑わないでくれ

今は微笑み返す余裕はないんだ


いつかの日に夢見た幻想が

今も足に絡みついてややっこい

無様だって笑う人影さえ見えず

けれど足を止めることができない


悩むことなんて一つもなく

僕は思い返すように頬杖をつく


耳を澄ませば聞こえてくる遠い鳴き声に

今日も僕は夏を見る

覆い隠した傷は痛むこともなく

諦念した僕を見つめた


もうすぐ日は陰る

そしてまた僕となる



***





































前向きの中に潜む諦念に、罪はあるのだろうか。

過去を羨んで笑い方を忘れるよりは、どれほどだってマシだろう。


僕が生まれた夏は年々鬱陶しくなるけれど、それもいつかは気にならなくなるのだろうか。


もう二度と会う事はないであろう諦念の君へ。

明日も笑顔であれますように。



ガルティアってBLゲーム

めっちゃ久々のブログに最近やったBLゲームの感想を書くという暴挙。

 

BLゲームってMacを日々使っていることもあってほとんどやってないんですが、

最近ガルティアってBLゲームをやりました。

いつのゲームなんだろって今思って調べたら2015年ってなってたw

いや、古!

でも全然古さは感じなかったなぁ。

(ラキドシリーズとDRAMAtical Murderとかしかやったことないけど)

 

めっちゃ面白かった〜!(雑な感想)

 

多いのか普通なのかわからないけど、攻略は4人+1人で5人。

最後は多分だけど他ルートクリア後に解放されるって感じだったのかな?

 

以下はネタバレ気味な感想。

 

どのルートも良かったけど、

正直あまり好みじゃなかったセンリルートが想像以上に良かった。

カズイバドエンが好みです。

 

一番殺伐としていたルートはラウルスルート。

ラブラブなスチルがほぼないっていうw

でも、こういうのもとても好きなので楽しかった。

個人的にとても好きなキャラがカーティスなので、その点では一番辛いルートでした…。

ラウルスルートではカーティスに救いがない(大泣き)。

だからか、唯一泣きました。

 

ディアゴルートは、シンが一番可愛いシナリオ。

信頼&献身で、先にジークハルトをプレイしていたこともあって、そりゃジークハルトもヤキモチ焼くわ…ってなりました。

ナシオバドエンのスチルが良かった…。

 

ジークハルトルートも良かった。

ジークルートは、とにかくレオ!レオがとても好き。

レオエンドあったのも嬉しかった。

ハピエンが一番ハッピーな雰囲気があって、バドエンは衝撃少なかったのであまり印象に残っていないという。

 

バドエンで一番しんどかったのは、ディアゴルートかな。

これぞバッドエンドって感じだった。

(ラウルスルートもだけど)

 

ラストのゼノルートは、多分みんなゼノ好きになると思う。

ゼノルート通ったら、この結末以外駄目だろって気持ちになってしまう。

 

シナリオ的に謎だったのが(ここから大ネタバレ)

 

各ルートの記憶?がシンに若干残っている状態でスタートしていて、

転生というより繰り返していると思われる要素があったこと。

 

魂魄が消滅しない限り転生する、というのはわかるんだけど、

同じ時間をずっと繰り返しているのはどういう意味なんだろうと。

この辺は最後までわからなかった。

 

死んで、また生まれて、また死んで、と50年、100年と経過しているなら理解できるんだけど、

なぜ繰り返しているのか…。

 

サイラスとの約束は明言されてなかった気がするけど、大体の予想で考えてもよくわからない。

だって、約束を果たすのはサイラスの魂魄であるならジークである必要はないわけで。

 

アースが滅亡に向かっていると言っているのに、同じ時間を繰り返しているなら永遠に滅亡しなくない?

それとも、シンが過去を思い出すことでループは抜け出す感じなのかな?

それなら説明不足が過ぎるw

 

…という、突っ込みどころが気になってしまうシナリオではあったけど、そんな気にしなくてもまぁ楽しかったし良いのですが。

 

ゼノルートは、序盤はちょっとしんどかった。

シンの「俺は知らない!」という言い分が頑なすぎて、なぜそこまで話を聞こうとしないのかって若干シンにイラついてしまった^^;

 

センリルートでは過去を知りたい、でも永遠に叶わないだろうから自分の代わりにセンリの過去を知りたいって話だったのに、いざ自分の過去になると否定しまくるって何?という…w

 

後半からは、ゼノの気持ちがようやくシンにも伝わっていって、

そこからラストにかけてはもう最高の良かった。

 

ジークがちょっとうざかったけどもw

 

同じ時代の転生を繰り返しているなら、4人のルートは前座みたいな。

最後に行き着くのはゼノなので、ゼノ一人勝ちっていう。

(カーティス生きてるから個人的に一番のハピエン)

 

聖剣がどうなったのかとか、それ以降は王の存在はどうなっていくのかとか、

そういった説明はないままに終わってしまったのはちょっと残念かな。

 

こうして振り返ってみると、結構粗がある気がするけど…汗

でも、全体的には本当に面白かったし、プレイして良かったです。

 

私は、見た目が可愛い系主人公が結構苦手なので、男前や美人系の主人公に惹かれるためシンのビジュアルがまずとても好きでした。

本人は無自覚、真面目、ちゃんと戦える(周囲が強すぎて霞むけどそれなりに強いはず)、ちょっと天然、優しい、優しい(大事なことなので二度)

主人公のキャラもとても好きでした。

 

シンの優しさって、綺麗事って言われるかもしれないけど誰に対しても赦せるという優しさで、

そりゃシンと関われば関わるほど好きになるよなって思います。

 

個人的には、シンの力の凄さをもっと各ルートで出して欲しかった。

(実は凄いんだぞ系主人公好き)

 

シナリオはツッコミどころ多いって書いたけれど、

自身の力に無自覚ゆえに、助けられるはずの命を失ってしまう場面も多く、プレイしている人にだけ感じられるもどかしさ、ままならなさも良かったと思います。

 

いや…ラウルスルートしんど…(何度でも言う)

ハピエンルートでさえ、大してハピエンじゃないんですよね。

ラウルスルートのみ、ほとんど救いのない状態だったのが唯一の不満です。

大円満ルート欲しかった!!!!!!

そしてカーティスとのスチルが頑なに出てこないという辛さ。

ナシオとかはちょっとしか登場しないのにスチルあったのに…。

レオも健全なスチルがあったのに…。

カズイもセンリルート以外出てこないのにスチルあったのに…。

 

なんでカーティスだけないの?????????

不遇すぎでは????????

もっとカーティスを愛してくれ(暴論)。

 

 

そういえば、愛の言葉も極端に少ないなとプレイしながら思いました。

 

誰も好きだよ、とか言わないww

センリくらいだった気がする、素直に言ってたの。

センリは好きとか可愛いとかめっちゃ言ってて、そこがとても良かった。

やっぱり言葉って大事だしね。

会話から伝わってはくるけれど、やっぱり真っ直ぐな言葉って言ってほしい。

 

ゼノは最後に言ってくれて満足。

シンの切実な気持ちも、ラストにめっちゃ感じられたので本当に良かった。

泣き叫ぶシーン、声優さん神すぎる。

ゼノルートのラストは、もうずっと「ゼノ、良かったね…」って気持ちで見てた。

でも、その時のスチルはシンは照れてふてくされ気味のイラストより、もっとラブラブ感が欲しかったところ…。

そしてゼノの血涙スチル、神がかってた。

ある意味全スチルの中で一番好きだったかもしれない。

 

エンディング後にまさかのスチルが出てきて、そのスチルがめっちゃくちゃ良くて最高でした。

スチルやムービーなどの改修は楽だった感じがします。

割とさっくり、攻略サイトとか見ないでも楽に集められた(ありがたい)。

 

そう、ガルティアめっちゃ音楽が良かった。

ED曲最高です。

ちょっと尾を引いて頭にずっと流れてるくらい良かった。

 

システム面も、次の選択肢までスキップできるのがありがたかった。

ムービーも、割と前後の内容までがっつり入ってたから、シナリオやり直さずに見たいシーンが見られるというのも良かったです。

 

古めの作品だけど全然安くなったなくて割と高かったけど、シナリオボリュームは満足感ありました。

スチルも多いし。

(比べる知識が少ないから多いのか少ないのかはちょっと自信ない)

 

なんか、一つBLゲームやると、もっと他のもやりたい!ってなっちゃう。

 

個人的に、過去プレイしたBLゲームの中ではガルティアは3位かな。

 

ラキドが好きすぎる人間なので、1・2位はもう順不同でラキド1とbadeggになってしまうので…

 

咎狗の血もプレイしたことあるけど、確かスマホアプリで音声なしでやったから印象がとても薄い。

 

4位はDRAMAtical Murderで、5位が咎狗。

 

いや、プレイ作品数少な…ww

 

BLゲーム、もっとMacに普及してくれたらいいのにな…。

Windows本当に使わないから…

 

そういえば、今度ラキドから何か出るらしい。

アプリが終わって、そのアプリの内容も入ってるみたいな????

知識にわかすぎて全く見当違いなこと言ってるかもしれないけど、ラキド関連の新作というだけで楽しみすぎる。

 

BLゲームで、総受け、主人公かっこいい&美人系の作品のオススメがあったら教えて欲しいです。

 

 

では〜

 

「また明日」

***



「また明日」



土と草の匂いが混じった

湿り気を帯びた空気に包まれる


ゆらゆらと流れるのは

呼び起こされるいつかの記憶だろうか

いつか見た夢の話だろうか


静かな夜更けに微睡が誘われ

瞼の裏には微かな光も届かない

コチコチと回る秒針の音と

パチパチと落ちる雨の音と


静かに降り積もる夜が好きだ


また夢に落ち、夢に逢う

また目を閉じて、現を辿る

曖昧な境目と、確かな境界に少し笑んで

僕は今日を謳う

今日だけを謳う




***































過去も未来も、深く考えるのは得意じゃない。

今日を生きるので精一杯とか、そんなセンチメンタルでもない。

だからと言って、毎夜明日への希望を抱く殊勝さもない。


流れるままにその日を生きるのは愚かだと誰かは言うだろう。

それでも僕はそんな誰かを笑い飛ばして、今日という日を謳うのだ。


「無に恋」

***


「無に恋」


世界が僕を壊しているというのなら
僕は愛を知るのだろう

流れることが僕を侵すというのなら
僕は愛を壊すのだろう

憂鬱そうに笑い
退屈そうに歌い
眠らずに夢を見る

最高だって笑い
幸福だって歌い
醒めない夢を見る

どうということもないんだ
きっと思うより多くのことは
嘘でも本当でも構わないんだ
笑えることに変わりはないから


君が僕を壊すというのなら
僕は心を知るのだろう

僕が君を壊すというのなら
君は君を知るのだろう

馬鹿みたいな話だね
透明な嘘に無色の微笑

愛なんて、知らなければ良かった



***
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