こんにちは。ニイガタ・フットボール映画祭実行委員会の井上です。
イタリア、のイメージってどんなんでしょう。美味しいワインと料理、さんさんと降り注ぐ太陽、明るい国民とロマンス、マフィア、芸術家大国、それにサッカーの強豪国! こんな感じでしょうか。フットボール映画祭で上映するイタリア映画『
イタリア式サッカー狂騒曲』は、こんな数々の“これぞイタリア”イメージがちりばめられた作品といえるでしょう。
まず美しいモノクロ画面が印象的ですし、画面の構図が非常にスタイリッシュ。映画ファンにとっては懐かしいイタリアンクラシックムービーの伝統を受け継ぐキレイな映画です。そんな映像の中で繰り広げられるのが、ドタバタコメディめいたサッカーシーンなどであるのが新鮮です。
しかもイタリアを代表する絵画を思わせる映像にもニヤリとさせられます。加えて男女の恋愛もサラリと(でも少し格好悪く)登場するのがイタリアらしさといえるかもしれません。
でも本筋にはイタリアサッカー界を覆う賭博問題が大きくストーリーに絡んできます。そこにはマフィアの影もちらほら。そもそもサッカー界屈指の一流レフェリーの物語と、地方リーグのお荷物チームの話との絡む映画という面を考えても、この映画は現代イタリアサッカーに対するシニカルな視点とユーモア、そして溢れる愛情がなければ出来なかった作品であるのは間違いありません。
ニイガタ・フットボール映画祭2016の最後を飾る映画
イタリア式サッカー狂騒曲お楽しみに!
上映スケジュール:2/20(土) 19:00~20:40