挟んでいたのですが、わたしは、人の噂で判断しない性質なのでw
自分の目でしっかりと・・カンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞した
家族劇として、何をどう評価されたのかをしっかりと分析してみました。
おそらく、主演の福山雅治がミスキャストって声が多かったんじゃな
いでしょうか? 実際、わたしの周りでも似たような評価がありました。
そのせいでぜんぜん映画に集中できなかった・・・とかですね。
日本人からしてみれば、福山雅治って、結婚しない男性!独身貴族
を本人が自負しているキャラってイメージが強くて、父親役っ!?って
印象は拭えないのかも?? これが、大沢たかおだったら、円熟した演
技力で見方も違ったと思うって意見が多数でした。
せっかく高いお金を払って映画を見に行くわけですから、あまり先入観
があると映画そのものが台無しになりかねませんね。どんな映画にも
楽しみ方ってあると思うんです。
この映画の監督は、是枝監督ですが、是枝監督の凄いところと言え
ば、子役から自然な演技を引き出せるって点で定評があります。さす
がと思わされました。
カンヌ国際映画祭ってよく耳にするので知らない方はほとんど居ない
と思いますが、審査委員長が、スティーブン・スピルバーグだってこと
もご存知でしたか?
そのスピルバーグが号泣しながら鑑賞したと言うのですから如何に
高評価であったかがうかがい知れます。彼自身の持つ制作会社
「ドリームワークス」でリメイクする権利まで獲得したようですよ^^
見たくて劇場まで足を運んだ人も、これからDVDで観て見ようかっ
て人も、一度、映画のストーリーを簡単におさらいしてみましょう♪
電話連絡がきたことからストーリーが展開する。病院のミスで出世時
に息子を取り違えられた二組の夫婦が6年後にその事実を知らされ、
実子を育てるか、今まで育てた他人の子供を選ぶかの決断を迫られる。
根底に流れる普遍的な家族のドラマと主人公が父性に目覚めていく
物語が人々の心をとらえ、国内外の映画祭で多数の賞を獲得。父親
役に初挑戦した福山雅治の繊細な演技のほか、尾野真千子・リリー
フランキー・真木よう子らの妙演も観逃せない
光る作品。・・・とまあTSUTAYAさん的にまとめるとこうなるんです
が、どうして父親役に福山?って見方をしてしまった方、気持ちは
よく分かります^^;
特に映画の中では嫌や奴的なシーンも多くて批判的になるのも仕
方ありませんよね。でも、そういう役柄なんですw 監督の狙いは
まさにソレだったのです。福山雅治演じるエリートサラリーマンの
野々宮家の良多は、一流大学を卒業後、大手建設会社に勤務。
挫折を知らないエリート中の超エリートで、しかも完璧主義者。
遊ぶのも苦手な人物。まさに福山が選ばれた所以ですww
かたや、リリーフランキー演じるアットホームな斉木家の雄大は、
群馬県で小さな電器店を営む一家。夫婦と、長男の琉晴、次男、
長女、妻のゆかりの父との6人で暮らしている。子供が遊ぶラジ
コンが故障してしまっても、その場ですぐに修理して直してあげる
優しいお父さん。
この対照的とも言える2家族の父親像を演出した監督には思惑
があったわけですね。
そういう目で鑑賞すればせっかくの映画も台無しにならずに楽し
めるのにと思いました。
のは仕方がないって感じでした。スピルバーグ監督もさすがに
堪えられなかったのでしょう。どんなリメイク映画を作るのか
楽しみですね^^
おとなしく、やや人見知り)は取り違えられた子だと知った野々宮
夫妻は、相手方である斉木夫妻と交流を開始。6年間育てた慶多
か、実子の琉晴か。決めかねた良多は、斎木夫妻に「二人とも引き
取りたい」と提案して怒りを買うなど、父親としての未熟さをさらして
しまう。
奔放な琉晴を厳しくしつけようとする。結果、我慢が限界に達した
琉晴は家出してしまう。初めて自分の過ちに気づいた良多は自宅
でキャンプごっこをするなど、琉晴の心をつかもうと努力するのだ
ったが・・・。
の「血なんてつながっていなくても情はわく」・・という言葉で、義母
から受けていた愛情をようやく悟る。
も・・ある日、流れ星を二人で観ながら「パパとママに会いたい」と
痛切な思いを吐露する。自分が子供たちを振り回し、彼らの幸せ
を考えていなかったと思い知らされた良多は、斎木家で暮らす慶多
と改めて向き合うことを決意する
がかわいく思えて慶多に申し訳ない」と涙する。そんな妻に共感
した良たは、自身の慶多への愛情を悟るのだった。
けて下さい!