誰に聞いても

あんな素晴らしい親なのに

グレて本当サイテーな人間やなと言われる


確かに、全く言い訳が出来ないくらい

真面目で一切悪いことをしない実直な立派な親なんです

どこに、そんなグレる要素があるんだ

本当その通り

なので、かれこれ30年以上

自分を責めて生きてきた


50を過ぎたからか

母と親子を越えた話をする様になった

父は67歳で亡くなったけど生前父とはこの様な話はしていた

母は、そんな隙も見せる人ではなかった

妙に、凛としているところがある


話していると

私がグレた頃の話になった

当時、私の叔母が

母を責めたのだそう

仕事に行ってる場合じゃないよ

しっかり見なきゃと、、

母は、ものすごく傷付いたのだそう

そりゃそうだ

聞いた時、母に物凄く申し訳なかった

情けなくて泣きそうになった

しかし、

次の日、ふと思った

あれ?私悪くない?

よく考えたら

子供に何かあるのって

子供のせいじゃない

だって、わたしにも子供いるけど

グレなかったけど

グレたら私の責任だもん

そうか、私悪くない

責めなくて良い

そんな事が50過ぎて分かった


それを機に、

ずっと、ダメ人間だと思ってきたのに

そうじゃない私って凄いかもって思えてきた


私の親は、確かに

愛してくれて夫婦喧嘩もせず心地よい居場所を作ってくれた

何の問題もない

でも、私という個性を認めなかった

私という人間を見なかった

二言目には

そんなことする人嫌い

そう言ってた

ちがう、どうしてそんなことするのかな?と思わないといけないと思う

嫌いというと

私という人間を嫌いと言っている

そう聞こえる

そもそも、そんなこと言っても人は変わらない

人は、何事にも好みがあるのだ

同じ親から生まれてきても

性格も趣味も何もかも全く違う

私の親は、個性を潰した

認めず全否定をした


それが、私を家にいれなくした

いたくなかった

私が思う居場所では無かった


これが、子育てだと思う

魂の勉強の醍醐味だと思う


私の親は未だに

この原因はよく分かっていない

(父は分かっていたけど)

もう、高齢だから言わないけど

何の不自由もない家庭でもこんな事がおきる


どうか、個を認めて受け入れて

その上で叱ったり指導したりして欲しい

そうじゃないと才能は潰れてしまう。


ここまで、書いてつくづく

贅沢だなとも思った

世の中には、悲惨な家庭も沢山あるのに

しかし、恵まれた家庭でグレる原因もあるのだと思うから書いておきます


seeyou