トイレ清掃活動と防犯パトロールの際に被災市民
の方々とお話をする機会が沢山あります。
上水道不通の状況や下水道復旧までの長期間
仮設トイレで排泄をすませないといけない事情
自体は皆さん理解されています。
ただ本当に深刻な被災地は市内の一部であり
その限られた地域で様々な問題が発生している
にも関わらず配慮と対応が不十分であると皆さん
は感じていらっしゃる様です。
市は簡易トイレを設置しましたが日々の清掃は
不十分で排泄物が”山盛り”に溜まりトイレット
ペーパーも殆ど無い状態が実際の現地状況です。
勿論自治会を初めとした住民の方々の協力も
必要かもしれませんが、今は非日常の厳しい
生活環境にある被災住民の方にこれ以上負担
を強いるのは正直難しいと思います。
被災市民の方の生の声を行政に届けるのは
公職を目指す者として当然すべき事なので
災害対策本部に被災地域の皆さんの声を
届けて参りました。
ある程度清潔な環境は維持出来ますが、
ボランティア活動には限界があります。
被災住民の方からよくお聞きする要望の一つに
”市が地域担当者を決めてきめ細かい対応をし
て欲しい”というご意見があります。
市職員の方に現地で作業をして欲しいという事で
はなく、必要な処置・対応が適切にされているか
の確認を必ず徹底して欲しいというのが被災住民
の方々の願いです。
様々な問題で市職員の方も大変な思いをされている
事は十分認識されてます。
民間ボランティアの我が陣営が数時間で対応出来
る程度のことは確認事項の一つに取り入れて頂き
被災住民の方の負担軽減に努めて頂きたいと強く
願うばかりです。