震災復興支援に従事する毎日ですが、震災直前に

情報公開課で調べた内容を書かせて頂きます。

私が住むマンション敷地内に昨年「自治会館」が
出来ました。建設中から施工経過を見てきました


はっきり言って”安普請”な建物です。

水野実のブログ-自治会館 外観
この建物が果たして幾らで施工されたのか

という点に疑問を感じて調査しました。

その結果、建築費は4,085万円で坪単価換算で

116万円(/坪)という法外な費用でした。
(述床面積124㎡/建坪37.5坪:税別:建物工事価格)

*空調機器と外溝工事を含む建物代金です

一般的にこの金額を払えば建築家に依頼し長期

優良仕様の最高級注文住宅が建てられます。
水野実のブログ-仕様書と入札経過書
1月にマンションのシニア会の皆さんが主催する夕食会
にご一緒させて頂いた際も足元からの容赦ない冷気で
体が芯から冷え切ってしまい、シニア会の皆さんも”寒い
からお酒を飲んで暖まろう(笑)”と仰ってました。


断熱材もお飾り程度しか入っていない”あの仕様”

で気密性や断熱性を期待するのは無理な注文と

言わざるを得ません。


世間では「役所の工事は高い=市価の3倍」というの

が半ば公然と語られていますがここまで民間と乖離

しているのは異常です。



自治会館の仕様書から設計内容を確認しましたが、

1昨年倒産したフジハウスやアーバンエステート社の仕様

にすら及ばない低スペックなものでした。

(両社の施工価格は坪@45万円位)


現在市は復興費用を734億円と試算しています。


無論早期の復興は全市民の願いですが、上記の

例を出すまでもなく「適正な工事価格」で復興事業

が行われているかどうかは必ず精査しなければ

ならない事項です。激甚災害指定を受け国からの

補助金でまかなわれるとしても精査は必要な行為です。


何故なら将来に渡って浦安市民が負担していかなければ

ならない可能性がある”復興”費用だからです。