2006.3.8

ずっと探してたものが見つかった。

高校を卒業した時に父からもらった手紙…というか置き紙。



✉卒業おめでとう。活々とした３年間、両親としても大変嬉しく思っています。

子供から見れば、親は何時まで経っても親なので、親を越えることは出来ない（お父さんも、お母さんも、両親は偉大で越えれないと思っている）存在ではあるが、でも、何時かは、子は親を越えなければ、人類の進歩は無い！親や、親族に対しては当然、人生の先輩（全ての人）に敬意を持ちつつ、自分の未来を切り開き、自分の人生を有意義なものに、思う様に邁進していけ！✉






これが、ずーっと心に残ってた。

口下手というか、大事なことはあまり口にしない父だったのと、こういう手紙をもらったのは初めてだったし、「親を越えなければ～」っていうメッセージ性が強すぎたから、それから10年以上経ったけど、事あるごとに思い出してた気がする。


父は偉大だ。

今、これまで以上にそれを感じるし、この手紙をもらったとき以上に、この手紙に込められた想い・内容の意味が分かるようになってきて、改めて、その存在の大きさを実感する。


僕は何か一つでも返すことはできたのだろうか？

期待に応えることはできたのだろうか？

そもそも本当に父の意図を100%、理解できているのだろうか？


今の僕は、この自問にちゃんと答えられる様な人間にはなれていないとおもう。

じゃぁ、どうすれば答えられるのか？

それもわからない。


でも、最近はその父とよく話をするようになった。

自分の考えていることや自分との向き合い方もわかってきた。


ここ数年は、捨てざるを得なかったもの、切り捨ててきたものがあまりにも多かった。

でも逆に、めっちゃ本を読んだり、勉強したり、気付きを得たり、今までの俺じゃ絶対に得られないものを得ることもできた。


「考え方がしっかりした」「変わった」って言ってもらえたことは本当に嬉しいことだった。

でも、今はまだ、やりたいことは漠然としてるし、色んなことに対して経験や知識が無さすぎるから、まずはそういうのを補うだけの努力をしていかなきゃいけない。

そんで、出来ることとやりたいことを擦り合わせていって、長いスパンで考えていく必要がある。


今はこう思ってる。

父を越えることは一生かかっても、できるかどうかわからない。

まだスタートラインにも立ててないかもしれないけど、こればかりは焦ってもスーパーワープができるわけではないし、自分に出来ること・やるべきことを一つずつ大切に、そして、全力で（精一杯）やっていくしかない。地道にコツコツ、積み重ねていくしかないんだな、って思う。


そうやって、どんなに小さな一歩でも、少しずつ前に進んでいけば、いつか顔をあげたときに、（小さくても）親の背中が見えればいいなー🍀