在宅の看護師さんから「また一緒にお話をしたいから来てください」と言われていた日。
いつも気を遣ってくれて、心のケアをしてもらっていた。そういう家族に寄り添うのも仕事と言っていた。
少しだけ。少しだけ。介護から離れられる時間。。
最近の出来事や、主人や義理のお母さんのことなどを話した。日々悪化しているだろうという主人の行動や言動。。1日のうちで6〜7割どういう意味か分からないことを言うようになった。急に怒ったり、笑顔を見せたり。
もちろん。全く手を貸さない義理のお母さんのことについても話した。
そして、1番聞きたかった新薬。。G47gデルタの事。。。
「残念ながら○○○さんには出来ないと思います。対象外になると思います。転移してるし、在宅を受けているので」と言われた。望みをかけて聞いたのに。。ショックだった。「在宅はあくまでも、患者さんが苦痛なく最後を全うしてもらうが基本です。変な話。生きるということに対しての処置はしないのが在宅です。」と。。。
えっ?そうなの?と思った。病院に行けなくても、家で病院と同じことが出来ると思っていた。新薬が出れば、勧めてくれるのかなと。
それに「言い難いですが、あういうのは余命が半年以上という方しか適応されないと思います」と言われた。
私は主治医が言っていた、余命半年も気になった。「11月に言われて、もう。4ヶ月。本当にあと少しなんでしょうか?」と。。
体は動かなくなったけど、食欲も前よりはなくなったけど。それなりにアイスやお菓子は食べてる。無理してでも3食は食べさせてる。
「はっきり言って、奥さんから聞いてる情報だと、確実に頭の方の腫瘍が大きくなってるのは確実と思います。まだ食べられているようですが。初めて会った時より、急激に、体力低下。。歩けなくなり、痩せてきたり、食欲も低下。前の病院の主治医の先生の見解で間違いないと思います。一気に症状がガクンと低下してるのは確実ですとここから半年は無いと思います。数ヶ月と思っていた方がいいと思います。食欲が今よりもなくなったら、早いかと思います。」とハッキリ言われた。
我慢。我慢。
その話が終わり、駐車場に停めていた車の運転席側に乗った瞬間涙が溢れた。
新薬も使えない。もって後数ヶ月。。聞きたくなかった。辛い。。
まだ、普通に会話して、一緒にご飯食べてるのに。
急に。。なると言われた。
辛い。。。「まだ半年は大丈夫」と言って欲しかった。半年はない!とキッパリ言われた。辛い。辛い。辛い。。