どうもー! コウジロウです
前回の投稿で、リフォーム工事は大きく分けて以下の2つに分けられると解説しました。
① 総合リフォーム
<お家全般の相談に対応>
② 専門リフォーム
<水廻り交換・外装など部分的に対応>
今回の投稿では、②について解説していきたいと思います。
①の投稿を見る方はこちらを↓
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◆専門リフォームとは◆
専門リフォームは、便器交換・キッチン交換など水まわりだけ、外壁・屋根塗装など外装だけ、など得意分野を専門に対応するやり方です。
使う材料や商品をある程度絞って対応しているので、大量発注によるコストパフォーマンスの良さがあります。
また、業者にしかわからないことですが、キズやほこり除けに使うビニールシートやテープ類など、工事の必需品も同じ種類のものを使うことでロスを少なく出来ます。
年々高くなる廃材処分費も分別の種類が少ないので、処分にかかるコストも抑えられます。
このような事情が背景にあるので【●●専門】という看板は、だいぶ増えましたね。
●●専門ということなので、それ以外のところは対応していないか、というとそうでもないんです。
お客様からよく相談される内容や、一緒に工事をやった方が明らかにお客様にとってメリットがある内容の場合には、その工事が出来る仲間を探し、1セットで対応している業者もあるんですね。以下はその例です。
例1)便器交換の時に、床・壁・天井の内装工事も一緒にやってキレイになり、業者を別の日に呼ばなくて済んだ
→ 水道業者が内装業者に声をかけ一緒に工事に入って1度の工事で終わらせてくれた
例2)外装工事の時に、外壁は塗装で、屋根は新しい屋根材に変えて雨漏り対策をしてくれた
→ 塗装業者が屋根メンテナンスを塗装ではなく屋根材交換の判断をしてくれて屋根業者に声をかけてくれた
といったように。
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ただ、ある特定分野の●●専門業者にも限界はあって、建物全体の建築知識が必要になる修理を求めるには無理があります。
一緒にやってくれたら助かることもあるので、『ついでにこっちも一緒に出来る?』と聞きたくなる気持ちはわかります。
でも、建物を総合的に理解をしていないと判断を誤る場合もあるので、内容によっては総合リフォームをやっている業者への相談が必要なケースもあります。
ひとつの判断ミスで大事に至る場合もあります。例えば、外壁・屋根の分野では、判断ミスによって雨漏りを起こす可能性もあるので、慎重に業者と話しを進めた方がいいですね。
工事範囲が広がった場合、他の分野の職人を呼ぶことになりますが、声をかける職人が増えると交通整理をする人が必要になります。それをやるのは現場監督です。
現場監督であれば、建物を総合的にみる建築知識を持っています。
見積り依頼して数社と話しをした場合、よく説明を聞いて、現状の家の状態から
・部分的な対処でOKそうなら
→専門リフォームの業者
・複数の対処が必要なら
→総合リフォームの業者
にそれぞれ依頼するようにした方がいいと思います。工事範囲が広がって入る職人の種類が増えそうなら、現場監督が現場を見てくれるのか確認した方がいいでしょう。
入る職人の種類とは、別の職種という意味。
例1)塗装職人が4人入る場合は、職人の種類としては1種類
例2)塗装職人、大工、屋根業者、電気業者が1人ずつ計4人入る場合は、職人の種類としては4種類
現場監督が必要なのは、例2の場合です。
今回は専門フォームについて解説してみました。業者選びの参考になれば幸いです。
ではまた!